【オーナーズ・リポート】スバルと「レヴォーグ STI Sport」の魅力
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スバルレヴォーグ STI Sport」が発表されてからちょうど1年。間もなく大幅改良を施されたモデルが販売店に並ぶ頃だが、実際に購入してしばらく乗り続けてみないと分からないこともある。今回は、このレヴォーグ STI Sportを愛車に選んだAutoblog編集部員から、購入に至ったきっかけや所有してみて感じることなどを、オーナーズ・リポートという形でご紹介させていただきたい。


筆者の「レヴォーグ」は「1.6 STI Sport Eyesight(VM4)」のアプライドモデルは「C型」に位置するモデルで、ボディカラーは「STI Sport」限定色となる「WRブルー・パール」を選択した。

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数種類のグレードが展開されるレヴォーグの中でも、1.6Lと2.0Lの中でそれぞれ最上位グレードとして君臨しているのが、この「STI Sport」なのである。通常ではメーカーオプション扱いとなっている「アドバンスドセーフティパッケージ」や、シートヒーター付き本革シートなどが標準装備となっていることに加え、STI(スバルテクニカインターナショナル)監修の専用内装デザインや、ビルシュタイン製の専用チューニングダンパー、専用エクステリアデザインなど、通常モデルの上位グレードである「GT-S Eyesihgt」にプラス数十万円で「スバルらしさ」を存分に味わえるモデルを手に入れることができる。


偶然にも、筆者の幼馴染である友人が「2.0 GT-S Eyesight」に乗っているので、ツーリングがてら乗り比べをしている。「GT-S」もビルシュタイン製ダンパーを装備した上級グレードではあるが、いざ乗り比べてみると少々キャラクターが異なる乗り味であることが実感できた。「GTツアラー」と銘打って生み出されたレヴォーグは、主にサーフィンやウインタースポーツなどを愉しむユーザーに向けた積載性と、ハイウェイやワインディングを駆け抜けることを愉しむための「走り」への拘りを併せ持つマルチな存在なのである。


それらを加味して比べてみると、「GT-S」は比較的スパイシーな乗り味で、すこし硬めの足回りで俊敏に駆け巡るといった印象があった。一方で「STI Sport」は「GT-S」とは正反対の性格を持っており、足回りは少し柔らかく、それでいて路面のインフォメーションはしっかり伝えてくれる仕上がりになっていて、遠距離移動でも快適な乗り心地を提供してくれる。「GT-S」がアクティブで活発な「動」として見るならば、「STI Sport」はインテリジェントで繊細な「静」として捉えると、読者の皆様にも伝わりやすいのではないかと筆者は考えている。


「STI Sport」では、全8種類のボディカラーから選ぶことが可能で、カタログなどに掲載されているメインカラーは「ダークグレー・メタリック」となっており、昨年の夏に「代官山 T-SITE」で開かれたデビューイベントや、恵比寿にあるSUBARU本社のショールーム「スバル スター スクエア」などではメインカラーの実車が展示されていた。インテリアカラーがボルドーという少し特殊な色合いということもあり、内外装のコントラストを考えると「クリスタルホワイト・パール」や「クリスタルブラック・シリカ」などとの相性は抜群に良い。


だが、筆者はどうしても「WRブルー・パール」に拘りがあり、実物の色合いを確認すべく近隣のスバル販売店を何件もまわり、実車を確認した上でボディカラーを決定したのだった。正直、青い外装に赤い内装というのは筆者にとってかなり冒険した組み合わせに思えていた。長年の付き合いになる相棒となるだけに、勢いで決めてしまうことは避けたいという気持ちと、自分自身が持つ拘りとの葛藤を乗り越え、冒険する道を選んだのであった。


「WRブルー」は通称「スバルブルー」と呼ばれており、かつてWRCでの輝かしい栄光によって世界中に知られたSUBARUのイメージカラーである。現在では「SUBARU BRZ」や「WRX STI」などの限られたハイパフォーマンスモデルにしか設定がなく、ワゴンタイプで設定があったのは「レガシィ・ツーリングワゴン(BR系)」の「tS」モデルが最後となっていた。筆者は旅行の際に大きめなスーツケースを積むことが多い関係で、どうしてもハッチバック車を選ばなければいけない事情があっただけに、広大な荷室を備えるレヴォーグにスバルブルーの設定が追加されたことは大変喜ばしかった。


筆者がスバルに興味を持ったキッカケとなったのは、2016年に栃木県佐野市にあるスバル研究実験センター(通称SKC)で開催された「スバルファンミーティング」に参加したことであった。当時、たまたまスバル「インプレッサ」に乗っている友人が当選したことで誘いがあり、スバル車を持っていない筆者も参加することができたのだ。


参加者の愛車が並べられた駐車場の風景を見て、筆者は圧倒された。それぞれ「レガシィ&レヴォーグ」、「インプレッサ&WRX&XV」、「フォレスター&エクシーガ」などのボディタイプ・シリーズ別に列が形成されており、その列には年式もグレードも様々なスバル車たちが集結していた。友人から聞いた話によると、スバル車を愛する人々・通称「スバリスト」は仲間意識がとても高く、街中の駐車場でも頻繁にスバル車を並べて駐車する傾向があるのだという。それの「最強版」とも言える状況が、この風景なのかもしれない。


◎上の写真は旅行先で友人2人の愛車の隣に筆者のレヴォーグを駐車したシーン

イベントに参加後、スバルの魅力にどっぷりハマってしまった筆者は、スバルの海外拠点が製作したプロモーションビデオを片っ端から見ていた。通常、自動車のCMやプロモーションビデオは新型車のアピールや宣伝のために作られるものが多いが、ここではスバル360や初代レガシィといった往年の名車たちが現代のスバル車たちと並走しているビデオをご紹介しよう。



新型のクルマを魅力的に伝えることはもちろん、現在までの歴史を築き上げてきた名車たちにもスポットライトを当てている姿勢に拍手を送りたい。幅広い層からスバル車が支持されている理由は、そこにあるのかもしれない。


そんな様々な体験を経て、筆者はレヴォーグと出会い、晴れて「スバリスト」になった。「スバリスト」という言葉はSUBARUの吉永泰之社長公認の名称となっており、スバル車を愛する人々に与えられた誇り高き呼び名となっている。


これから先、新たな相棒と共にまだ見たことのない場所を目指して旅に出ることを筆者は誓った。

慣れない筆で個人的な事柄も書き連ねた拙文を、ここまで読んでくださった読者の皆様には、大変感謝している。

それでは、またいつかどこかの道でお会いしましょう。

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