シーズン前半戦を締めくくる第9戦ドイツGPは、今季3度目のポールポジションを獲得したマルク・マルケス(Repsol Honda Team)が、今季2勝目を飾り、ドイツGP8年連続ポール・トゥ・ウインという記録を達成した。


 フリー走行と予選は、不安定な天候の中で行われたが、決勝日はドライコンディションとなり、PPから好スタートを切ったマルケスが、ジョナス・フォルガー(Monster Yamaha Tech3)との一騎打ちを制した。

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 序盤はマルケスが、中盤はフォルガーが首位を走行し、互いにけん制し合う展開の中で、11周目にトップに浮上したマルケスは、それから30周のレースで一度もトップの座を譲らず、終盤で一気に突き放した。

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 序盤はマルケスに続いて2番手を走行したダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)は、5周目にフォルガーにかわされて3番手へ。その後、首位のマルケス、2番手のフォルガーからじりじり遅れたが、後続との差をしっかりキープしながら3位でフィニッシュした。

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 今季2勝目を達成したマルケスは、この優勝でランキングも総合4位から総合首位に浮上し、2年連続4度目のタイトル獲得に向けて後半戦に挑む。


 Movistar Yamaha MotoGPのM・ビニャーレスとV・ロッシは、グリッド後方からペースを上げ、ポジションを挽回、終盤ではロッシ、ドビツィオーゾ、ビニャーレスと激しいバトルを見せ、それぞれ4位と5位を獲得した。

Repsol Honda Team
マルク・マルケス選手談(MotoGP 優勝)

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「今日の結果にはとても満足しています。ザクセンリンクで行われるドイツGPは、自分にとってとても重要な大会であり、またチャンピオンシップでも、とても重要なレースになると思っていました。チャンスがあればリスクを犯してでも勝利を目指さなければならないし、こうして、25点を獲得して夏休みを迎えられることがうれしいです。この勝利をニッキー(ヘイデン)と彼の家族に捧げたいです。僕はニッキーととてもすばらしい時間を過ごしました。彼は僕の友人であり、彼が事故で亡くなったあと、彼のために優勝しようと誓いました。今日のレースはとても厳しく、接近戦になりました。今日はおそらくダニ(ペドロサ)との優勝争いになると思っていました。それがジョナス(フォルガー)との戦いになり、とても驚きました。彼との戦いはとても厳しいものでしたが、優勝できました。チャンピオンシップは10ポイント以内に4人がひしめき合っています。ダニもそれほど離れていません。これから夏休みを取りますが、後半戦のブルノ(チェコGP)に向けて準備したいです」

Monster Yamaha Tech3
J・フォルガー選手談(MotoGP 2位)


「I am so happy! それ以外のことばは見つかりません!それどころか自分でもまだ実感が湧かないんです。でも間違いなく僕がマルコと優勝争いをし、ふたりとも素晴らしいパフォーマンスを見せました。結局、勝てませんでしたが、表彰台に上る力があることを証明できました。最高のフィーリングをつかみ、大きな自信につながりました。これまではヨハンのほうが活躍していて、僕はときどきミスをしてしまったりして、まったくいいところがありませんでした。でも今日はついに、自分のポテンシャルをしっかりアピールすることができました。この喜びの瞬間を大いにエンジョイし、ここで勝ち取った成果を次のブルノに、そして残りのシーズンにつなげなければならないと気持ちを新たにしています。チームのみんなの努力に心から感謝です。夏休みをはさみますが、また僕のヤマハに乗れる日を今から楽しみにしています」


Repsol Honda Team
ダニ・ペドロサ選手談(MotoGP 3位)

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今日の表彰台にとても満足しています。今週は順調に仕事をこなせたし、すべての状況において、うまくコントロールできました。レース序盤はとてもフィーリングがよく、マルクの後ろで強い走りができました。そのうちリアタイヤのグリップを失い始めましたが、レースは長いし、グリップが低下するのは当たり前のことだと考えるようにしました。ジョナスに抜かれた際、彼をフォローしようとしたのですが、スピニングが激しくとても無理だったので、表彰台に立つためのレースをしようと作戦を変更しました。正直、もう少し強いレースがしたかったのですが、表彰台に立てたことはとてもポジティブでした。チャンピオンシップでは多くの選手との差を縮めました。夏休みの間に2日間のテストがあります。改善しなくてはいけない部分は分かっているので、その部分に集中したいです」

Movistar Yamaha MotoGP
M・ビニャーレス選手談(MotoGP 4位)


「今日のレースで、チャンピオン争いに自信を持てるようになりました。グリッド11番手から、オーバーテイクに時間を費やしながらも4位まで上がり、しかもダニにあと少しというところまで迫ることができました。とてもいい戦いができたということだと思います。できるだけ上を目指してポジションを挽回し、今日の場合は最終的に4位まで上がれました。課題はまだ残っていますが、マシンは総合的にとても素晴らしかったと実感しています。アッセンではミスをおかしてしまったにもかかわらず、ランキングでは依然として2位をキープできています。ここまで苦戦することもありましたが、全体的には非常に順調と言っていいでしょう。この好調を維持するためには、これからますますいい仕事をしなければなりません。とくに予選順位を上げて決勝に備えることが重要で、すべては僕らの努力次第です。僕は自分のライディング・スタイルを修正し、体力的にも強くなって、1か月後にまたここに戻って来ます」

Movistar Yamaha MotoGP
V・ロッシ選手談(MotoGP 5位)


「非常に厳しいウイークでした。今シーズンはこんなことが何度もありましたが、今回もまたたくさんの試練にぶつかりました。それでも決勝では少し挽回しました。スタートからゴールまでハイペースを維持して走り切り、まずまずのレースができたと思います。表彰台争いができればもっと良かったのですが、今日の5位も素晴らしい結果ですし、チャンピオンシップにとっては貴重なポイント獲得になりました。トップとの差はわずか10ポイントですので、タイトルの行方はまだまったくわかりません。夏休みの間は、始めの2週間は友人たちとゆっくり過ごしながら充電し、そのあとトレーニングを開始します。そして次のブルノには、100%の状態で戻って来ますよ」

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