【Autoblogが提案する中古車ガイド】実用性を(多少なりとも)備えたロータリー・スポーツカー、マツダ「RX-8」はいかが?
「スポーツカー」と「実用性」を結びつけようとすると、多くの場合は矛盾に陥る。スポーツカーは(定義の上では)スポーティだが、使いやすいとは限らない。だが、その2つを兼ね備えたモデルがあった。マツダが2003年から約10年ほど生産していた「RX-8」だ。このクルマは、少数派の人々が(当時)求めていたロータリー・エンジン搭載車というものに対する1つの答えと言ってもよいだろう。ともかく、幸いにもマツダはそんなクルマを市販したのだ。しかし、生産終了から5年が過ぎ、今や路上でもあまり見掛けなくなりつつある。程度の良い中古車を手に入れるなら、今がチャンスだ。

フロント・ミドシップのプラットフォームに、観音開きのドアと後部座席をプラスしたことで、RX-8は、ダブルキャブのピックアップトラックほどではないにせよ、日常的に使える実用性を多少なりとも備えている。しかもそれでいながら、スポーツカーとしての本質的な良さはほとんど失っていない。

マツダの開発陣は、高回転型のロータリー・エンジンに、鋭敏なハンドリングと、まるでテレパシーのようなステアリングを組み合わせ、熱狂的な移動体を作り上げた。その結果、過激な速さはないものの、RX-8は比較的控え目な価格に対し、レベルの高いエンターテインメントが味わえる。

米国版Autoblogの中古車個人売買ページ「Cars For Sale」では、2004年型のRX-8が6,000ドル(約67万円)という値段で売りに出されている(上の写真)。オートマチック・トランスミッションは嫌う人も多いが、これは元の所有者がジェントルな人物である可能性も示唆している。クラッチやシフトを扱う楽しみはないが、新たなオーナーは、マツダの異様にダイレクトなステアリングと、スロットカーのようなコーナリングに集中してドライビングを楽しめるはずだ。

中古車市場の平均(5,000ドルほど)に比べると希望価格は高めだが、これと同じような状態のクルマには8,000ドルの値が付けられていることもある。走行距離は9万1,000マイル(14万6450km)と比較的多いものの、まだまだ乗り続けることは出来るだろう。


By David Boldt
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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