FCA、日本市場からクライスラーが撤退するとの報道を否定
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フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)は、日本市場からクライスラー・ブランドを撤退させるという報道を否定した。これは、日本経済新聞の「FCAはクライスラー車の販売数激減を受け、早くて来年にも日本国内で同ブランドの販売を中止する方針を固めた」という報道を受けたもの。

FCAジャパンは、「今後ジープに経営資源を集中する方針は既に公表しておりますが、クライスラー車の取扱いについては決定した事実はございません」と19日に声明を発表している。

FCAは日本で、クライスラー以外にも、ジープ、フィアット、アルファロメオ、そしてアバルトも販売しているが、クライスラーについては販売を終了する方針を固めたと、日本経済新聞では伝えている。日本市場におけるクライスラーの販売台数は2000年頃から減少の一途をたどり、2016年の販売数はわずか300台ほど。これは、ピーク時のわずか60分の1であるという。

現在、FCAが日本で販売しているクライスラー・ブランドのモデルはわずか1車種。フルサイズセダンの「300S」だけで、FCAジャパンのジープ・ディーラーで販売されている。

その一方、FCAのフィアット・ブランドとジープ・ブランドは、日本で順調に販売を伸ばしている。昨年は、それぞれ6,700台と9,400台を販売し、日本の輸入車市場で上位10位に入っている。

しかし、そもそも日本の自動車販売市場で、輸入車はわずかなシェアしか占めておらず、市場のほとんどを国産車が占めているのが現状だ。昨年、29万5,000台もの外国ブランドの新車が日本で販売されたが、これは全新車販売台数のわずか約10分の1に過ぎない。

※この記事は『Reuters』に掲載されたNaomi Tajitsu記者の記事を転載したもの。


By Reuters
翻訳:日本映像翻訳アカデミー