フィアット、マイナーチェンジした「500L」を発表! 40%ものコンポーネントを刷新
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フィアット「500L」は、人によって好き嫌いが分かれる類のクルマだ。フィアットが米国で販売しているモデルの中で一番大きなこのクルマは、疑問の余地のあるスタイリングや、品質(調査会社によるとメーカー別の初期不具合が群を抜いて多かった)、信頼性の懸念(北米で販売された約3万台の500Lがリコール)などに打ちのめされた。だからこそ、モデルライフ中期に行われた今回の改良は非常に重要なのだ。フィアットによれば、実に40%ものコンポーネントが刷新されたという。スタイリングはアグレッシブさを増し、オフロード向けの新たなトリムも用意された。



フィアット 500Lのあまりクロスオーバーらしくないフォルムはそのままに、フロントとリアのフェイシアが刷新された。フロントに関してはノーズがより直立した形状となり、従来のぽかんと口を開けたようなデザインではなくなった。ロア・グリルとフォグランプまわりはワイドに拡大され、クローム・トリムと黒のプラスティックのコントラストによって強調されている。楕円のヘッドライトは形状こそ変わっていないが、LEDのアクセント入りにアップデートされている。もちろん、フィアットのトレードマークである、ヒゲ付きのフロント・エンブレムは健在だ。

リアについても同様に、今まで通りのフォルムを維持しながら、さらに筋肉質で角張ったスタイルになった。リアバンパーには新たにクロームの加飾が施され、その下にリア・フォグランプとリバース・ランプが備わる。カラーバリエーションは全10色で、ルーフは、「ボディと同色」、「グロスブラックもしくはホワイト」、「マットブラック」の3タイプから選択できる。全部で37通りの組み合わせが可能だ。



インテリアも外装と同じく、一新というよりリフレッシュが施された。前方で最も大きく変更されたのは、ステアリング・ホイールとインストゥルメント・クラスタ、インフォテインメント・システムだ。スピードメーターとタコメーターの間には、3.5インチのカラー・ディスプレイが装備された。ここに様々なメニューや情報を切り替えて表示できる。インフォテインメント・システムは、フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)による非常に優れたシステム「Uconnect」の最新版を搭載。アップル「CarPlay」とGoogle「Android Auto」も使用可能だ。



欧州では「アーバン(Urban)」「クロス(Cross)」「ワゴン(Wagon)」という3タイプが販売される。アーバンは名前の通り、都市部向けのいわば標準的なモデル。クロスオーバー風のルックスに仕立てられたクロスは、ボディにプロテクションやスキッドプレートが装着され、最低地上高も25mm引き上げられている。ラフな路面でトラクションを制御する新たなドライブ・モードも備わるようだ。全長が10cm以上長い(4.38m)ワゴンはミニバン仕様で、3列シートの7人乗りも選べる。



エンジンは0.9リッターの2気筒「TwinAir」から、1.4リッターの4気筒ガソリン、LPGも使えるバイフューエル、1.3と1.6のディーゼルなど、様々なユニットから選択可能だ。

なお、"レギュラー・サイズ"のフィアット 500より実用性が高い"Lサイズ"の500Lだが、日本には現在のところ、正規輸入されていない。


By Reese Counts
翻訳:日本映像翻訳アカデミー