ジープ、「ラングラー」のMOPAR パッケージをフランスで展示 アメリカンな魅力を欧州でアピール!
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ジープには欧州での長い歴史がある。若きアメリカ兵達がナチスを蹴散らしながらヨーロッパ大陸を走っていた時代から始まり、現在ではアメリカのステイタス・シンボルとして顕著な存在だ。その間にジープは様々に形を変え、「ラングラー」の「ポーラー・エディション」や「ブラック・エディション2」など、"大陸風"のテイストを目指したヨーロッパ限定の特別パッケージも数多く用意された。

今回、ジープとFCAの純正パーツ・ブランドであるMOPARが発表した「ラングラー ルビコン」の「One パッケージ」もその1つ。今年のジュネーブ・モーターショーで初公開された後、今度はフランス南部のリゾート地、サントロペで開催されたユーロ・フェスティバルに展示され、典型的なアメリカの物が、未だにヨーロッパでも注目され続けているということを印象づけた。ユーロ・フェスティバルとは、欧州のハーレーダビッドソンが集結するイベントである。ハーレーはヨーロッパでは、アメリカを感じさせる高価で派手なステータス・シンボルなのだ。それはラングラーも同じである。

MOPAR One パッケージは、ルビコンにのみ設定される。欧州向けパッケージの多くは外観に拘るが、こちらは機能性を重視しているようだ。2インチのリフトキットと、32インチの大径タイヤ、ステアリング・スタビライザー、そしてアクセサリー・フェンダーが含まれる。ジープによると、メーカー純正アクセサリーを欧州で展開するのはこれが初めてとのこと。これでヨーロッパの顧客も、ラングラーのカスタマイズする項目にチェックをつけるという、非常に中毒性が高い経験を楽しめることになるだろう。

アメリカのジープの愛好家は少し嫉妬するかもしれないが、ヨーロッパ仕様ルビコンには、2.8リッターのターボ・ディーゼル・エンジンが搭載されている。これはVMモトーリ製のエンジンであり、長い間ジープ「リバティ」に使われているものと基本は同じだ。ヨーロッパ・ジープは何年も前からこのエンジンのバリエーションを使い続けている。もし、このルビコンに匹敵するディーゼルのオフロード車が欲しいなら、ヨーロッパ圏に引っ越してシボレー「コロラド ZR2」を買わなくてはなるまい。

MOPAR One パッケージの価格についてはまだ発表されていない。今回のパッケージは、ジープ業界のみならず、MOPARの工場でカスタムされたクルマが増える足がかりにもなるだろう。欧州での反応が楽しみだ。



By Alex Kierstein
翻訳:日本映像翻訳アカデミー