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昨年、中国の上海に拠点を置くNextEVが開発した電動ハイパーカー「NIO EP9」が、ニュルブルクリンク・ノルトシュライフェ(北コース)で驚異的な7分5秒12というラップ・タイムを記録し、世界最速の電気自動車(EV)という称号を得た。この数字に満足できなかった同社は今月13日、"グリーンヘル(緑の地獄)"に戻り、そのタイムをさらに十数秒縮めることに成功。6分45秒09という新たなタイムを達成し、EVのみならず、全ての市販車の中で最速となった。

今回の記録は、昨年10月にニュルブルクリンクでランボルギーニウラカン・ぺルフォルマンテ」がマークした6分52秒01という量産車最速タイムを上回った。さらに、レースカーのようだが公道走行可能な英国ラディカル社の「SR8LM」が2009年に記録した6分48秒よりも数秒速い。

とはいえ、EP9は一般的な量産車ではない。生産台数はかなり限られており、これまでにわずか6台しか製造されていない。今後さらに10台が販売される予定で、価格は148万ドル(約1億6,600万円)となっている。4輪にそれぞれ電気モーターを搭載し、合計最高出力1メガワット(1,360ps)、最高速度313km/h、0-200km/hをわずか7.1秒で加速する。NextEVの主張によると、3Gコーナリングが可能で、240km/hで走行している時のダウンフォースは2万4,000ニュートン(約2,447kg)にもなるという。

EP9では、ドライバーは速く走ろうと努める必要はない。今年2月、米国テキサス州オースティンにあるサーキット・オブ・ジ・アメリカズでは、自動運転のテスト車両で、最高速度257km/h、ラップタイムは2分40秒33を記録した。このテストにはドライバーも乗車していたようだが、NextEVは「(ドライバーが)一切干渉することなく」この記録を達成したと述べている。




By John Beltz Snyder
翻訳:日本映像翻訳アカデミー