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カーマニアのジェイソンが珍しい車に乗る、という人気サイト「Jason Drives」。"史上最低の車に乗る"というタイトルで、<Hoffman>なる小型車をピックアップしているのだが、見た目にかなり不細工、乗り心地も最悪、どこ切っても最悪......という奇跡的な車らしい。



そもそもこの車は、戦後のドイツでホフマンさんという人物が自力で作り上げたもので、ジェイソンいわく「高品質を目指して丁寧に作られたにもかかわらず、全てのチョイスを完全に間違え、ありとあらゆる箇所が意味不明かつ間違いだらけの車」とのこと。

「給油管が屋根から入って座席部分にむき出し、ゴム製の栓で臭いし漏れまくり、一輪しかない後輪を制御するシステムが車内のスペースの大半を占有してしまい、死ぬほど狭い」
「リアミラーもなぜか死角にあるから、後ろが全く見えない!」
「駐車して車を停めると傾きそうになる」

などなど、問題だらけ。運転時には車体を安定させるため、あえて助手席にもう1人乗せたほど。そもそもエンジンをかけることすら至難の技だとか。「もし運転がこういうものだっていうんなら、車なんて誰も乗らないよ!」というジェイソンの文句は止まらない。

「とにかく全ての判断を誤って造られたいるんだ。そして車内の匂い! ガソリンが充満して最悪の匂いだった。数日後までガソリンが混じったおしっこしてたと思うよ。<Hoffman>なんて名前じゃなくて、<Hoffman自殺マシーン>とかってネーミングにしとけば、まだ売れたんじゃないか? ってくらいだ」

とにかくこき下ろしまくりのジェイソンだが、そこは車マニア。あまりのひどさに「あえて敬意を表したい。だって、たった時速5キロ程度で事故を起こして殺されそうになったくらいだよ? 純粋なまでにダメ。全ての設計が間違っている。その点においては突出した存在だし、何かしらの評価を受けるべきだ。敬意......でなければ同情とか」と、やはりダメ出ししか出なかったようだ。とはいえ、ネット上では

「かわいいじゃん!」
「超クール! てんとう虫の柄にしたら最高じゃない?」
「なんて美しい一品だ」

などなど、車愛あふれる言葉が多く寄せられている。完璧で欠点のない車よりも、時には欠点だらけのものにこそ価値があるということだろうか。数々の迷作、判断ミス、勘違いが今日ある世界を作ってきたのだとすれば、この<Hoffman>もまた、車の歴史に大きく、いや、ある程度......まあ、それなりに貢献してきた究極の"迷車"なのである。



※こちらはAOL Newsより転載したものです