【特選】1万ドル以内で購入できる10年落ちの中古車から、Autoblog編集部お薦めモデル5台をご紹介!
製造から10年(あるいはそれ以上)が経ったクルマに乗っている人が珍しくないことからも分かるように、10年落ちの中古車を購入するのも悪くない。中古車の場合、残価設定型ローンやリースは使えないが、例えば1万ドル(約113万円)以下であれば現金払いも可能な金額だろうし、家族に借りることだってできそうだ。それを踏まえて、米国版Autoblog編集部が、1万ドル以内で買える2007年型のクルマから"お買い得品"を提案してみよう。


マツダ「MX-5ミアータ」(日本名:ロードスター)
2007年型のマツダ MX-5ミアータは、1万ドル以内で手に入れることができる中古車の中で、間違いなく最も価値あるクルマと言えるだろう。3代目のNC型ミアータは「RX-8」のプラットフォームをベースにしているため、2代目よりも大きくなったが、それまでのやや非力な1.8リッターBP型エンジンに比べ、より現代的な2.0リッターMZR型エンジンを搭載することが特徴だ。これによって初代モデルの魅力を損なうことなく、さらに快適なクルマとなっている。そこそこ走行距離が伸びている中古車なら、目標価格をかなり下回る2,000ドル(約23万円)程度でも手に入れることは可能だろう。型落ちのコンバーチブルに必要になりそうな消耗品、例えば新しいタイヤやソフトトップ、クラッチなどを交換する余裕もできそうだ。オプションは豊富にある。

MZRエンジンは信頼性が高く、定期的なメインテナンスを行えばトラブルはないだろう。クルマの他の部分についても同様だ。もし、電動格納式ハードトップ(RHT)の購入を考えるのであれば、故障履歴等を確認し、動作や接合部に問題がないか、改めてチェックした方がいい。何しろこの年式のMX-5は、初めてRHTが採用されたモデルだからだ。-Alex Kierstein



日産「350Z」(日本名:Z33型フェアレディZ)
MX-5 ミアータは好きだけれどもっと大きなスポーツカーが欲しいという方には、日産「350Z」を断然お薦めしたい。2007年型は前年までのモデルに比べると、3.5リッターV型6気筒エンジンのパワーが少しだけ向上している。インテリアはラグジュアリーとは言えないが、マツダ車オーナーがミニマリズム的なMX-5では望み得ないほどに快適だ。10年以上前、米国カリフォルニア州マリン郡で開催された日産のプレス向け発表会でこのクルマに試乗したが、その素晴らしさは今でも記憶に焼き付いている。Zが本来備える信頼性の高さと、8,000〜1万ドル(約90〜113万円)という価格相場を考えれば、これを見逃す手はない。ただし、よい売り物が見つかればの話だが。-David Boldt



ボルボ「C70」
夏になると、我々の思いはコンバーチブルに向く。しかも、リトラクタブルハードトップを備える「C70」なら、クーペにもコンバーチブルにもなる。決して多くの台数が売れたわけではなく、誰にとってもベストであるとは言えないが、最近では1万ドル以下で比較的走行距離の少ない中古車が手に入る。同じ値段でBMWを買おうとしたら、ずっと走行距離が多くなるだろう。

ただし、C70は決して高性能なクルマではない。直列5気筒エンジンの「T-5」モデルが発揮する最高出力は218hpだ。なので、もし貴方が中年期の終わりにもう一花咲かせたいと思っているのであれば、我々は「マスタング」をお薦めする。

ピニンファリーナ社との共同事業でデザイン・製造されたこのクルマは、ルーフを開けていても閉めていても、見た目は実にハンサムだ。配慮の行き届いたキャビンには、あちこちにロック可能な収納スペースが設けられており、ルーフを開けた状態で駐車していても、荷物を盗まれる心配はない。

ボルボに期待される通り、C70は「ロールオーバー・プロテクション・システム」と呼ばれる伸縮式ロールバーを採用するなど安全性も高く、米国IIHS(道路安全保険協会)のセーフティピック賞を受賞している。オプションのDYNAUDIO製オーディオを装備した車両を見付けたら、即購入するべきだ。リトラクタブルハードトップは前年モデルから採用された機構で、ルーフが折り畳まれる様子は面白く、カジノのディーラーがカードを切る姿を思わせる。ただし、出来れば購入前にはボルボの専門家にチェックしてもらった方がいいだろう。-Greg Rasa



クライスラー「300」
2007年型(先代)のクライスラー 300は、依然としてクルマ好きが買う中古車としては手堅い選択と言えるだろう。後輪駆動でV型8気筒エンジンを搭載。ダイムラーと提携していた時代の「LXプラットフォーム」を採用するフラッグシップで、メルセデス・ベンツ「Eクラス」のコンポーネントが使われている。平凡な4気筒や6気筒エンジンが一般的だった時代に、5.7リッターのV8「HEMI」エンジンは最高出力340hpを発揮した。クライスラーにとっては今もなお高性能モデルとして輝く存在だ。

同じプラットフォームを共有するダッジ「チャージャー」や「チャレンジャー」、そして今は廃止された「マグナム」よりも高級なクルマであり、10年経った今も内外装のデザインは色褪せていない。手入れが行き届いた300を、高級ホテルの駐車場係に預けても、恥ずかしいとは思わないだろう。1万ドルという金額は10年落ちの300の指標となる。もう少し出せば走行距離が少ないクルマを手に入れることができるし、あるいは走行距離なんて気にしないなら、1万ドルよりずっと少ない金額で手に入れることも簡単だ。-Greg Migliore



ジープ「グランド・チェロキー」
当時はダイムラーとクライスラーの提携による恩恵を得た最初のジープとして盛んに宣伝された3世代目「グランド・チェロキー」は、独立式フロント・サスペンションが採用された最初のジープでもあった。生産から10年が経っても、ジープの製造品質なら驚くほど良い状態を保っている個体も少なくない。中でも5.7リッターV8「HEMI」エンジンを搭載するモデルが狙い目だ。

この企画の趣旨に合わせれば、高性能な「SRT-8」やV6エンジンを搭載したエントリー・グレードは含まれないことになるが、いずれにせよ1万ドル以内という予算で、十分に役立つクルマが手に入れられるだろう。定期的なメインテナンスと消耗品の交換にさえ気を配ってやれば、今後さらに10年は平気で乗れるはずだ。-David Boldt


By Autoblog Staff
翻訳:日本映像翻訳アカデミー