トヨタのランドクルーザーハイエースの専門店を全国展開するフレックスは、4月7日に東京・お台場にあるMEGAWEBにて、リノベーションカーブランド「Renoca」の事業説明会を開催した。


<Coast Lines>

<COLOR BOMB>
Renocaは、中古車のリノベーション、つまりクルマを自分好みに仕上げて楽しむ新ブランドだ。ベースとなる車種も特徴的で、トヨタのハイエースをベースにした「コーストライン」とランドクルーザーをベースにした「アメリカンクラシック」、「カラーボム」、「フェニックス」の計4モデルをラインアップしている。


共通するのは、世界が認めるタフさと普遍的な価値を持つクルマをベースに、何処か懐かしいクラシカルなスタイルが与えられている点だ。デザインや色使いは、70年代~80年代のアメリカンテイストを意識させるシンプルかつ温かみのあるものとなっている。そんなRenocaの開発には、日産Be-1や日産ラシーンなどのコンセプターとして知られる坂井直樹氏をはじめ、最前線で活躍する国内外のカーデザイナーをデザインチームが参加。さらに専用パーツの品質や安全性も重視しており、例えば、ボンネットはアフターパーツで一般的なFRP製ではなく、スチール製するなど細部までこだわりを見せる。


ベース車に選ばれたのは、現行型ハイエースと2車種の旧型ランドクルーザーだ。このため、ハイエースは新車から作り上げることも可能。一方、「アメリカンクラシック」と「カラーボム」は、96年~02年に製造されたランドクルーザープラド(90型)を、「フェニックス」は、89年~97年に製造されたランドクルーザー(80型)を使用している。


しかし、なぜ独自のカスタムカーを敢えてリノベーションカーを呼び、新ブランドまで立ち上げたのだろうか。それは従来のクルマ好きだけでなく、より多くの人に自分好みのクルマを手に入れる歓びを気軽に味わってほしいという考えからだ。このため、クルマに詳しくない人でも安心して購入できるように、基本となるモデルを開発。さらに中古車をベースとすることから独自の品質基準をクリアするしっかりしたメンテナンスを施し、もしものトラブル対処できる充実の保証までつけている。ここにこれらの車種を専門に取り扱ってきた同社のノウハウが活かされているわけだ。


誰でも気軽に購入検討ができるように、専用WEBサイトで自分好みの仕様をシミュレーションでき、選んだ仕様の大まかな価格の目安も表示される。さらに、サンプルカーの確認や試乗もできるように、Renocaのフラッグシップ店として東京・世田谷に「Rinoca世田谷」をオープン。もちろん、購入からアフターサービスまでは、全国各地のフレックスの店舗で対応してくれる。


注目の価格だが、ベース車に左右されるものの、目安はおよそ300万円台から400万円台といったところのようだ。もちろん、凝った仕様にすれば、価格は上昇するものの、ベース車代と架装費に加え、必要な整備費、そして保証代などが含まれていることを考量すれば、割と現実的な価格の提案ではないだろうか。現在、提示されているメニュー内容はあくまでベースであり、ユーザーとのコミュニケーションでそれぞれのベストなプランを固めていく。さらに今後は、愛車の持ち込みにも対応していく予定だ。


発表会に登壇した代表取締役社長の藤崎孝行氏は、「セダンやスポーツカー、そして女性のニーズが高いコンパクトカーも手掛けていきたい」とRenocaの今後の展開についても前向きに色々な検討を行っていることを明らかとした。


近年、懐かしいクルマたちに注目が集まっているが、ユーザー自身が万全のメンテナンスやリフレッシュを施すことは、やはりハードルが高いといえる。また旧車となれば、必要な部品の入手なども大きな課題となるケースは多い。そんな不安を解消してくれ、自分好みの一台を手に出来るRenocaは、クルマ好きだけでなく、愛用品に強いこだわりを持つ人にも魅力的に映るのではないだろうか。
Related Gallery:Renoca
■Renoca-FLEX 公式サイト
https://www.flexnet.co.jp/renoca/