Related Gallery:1972 Toyota Land Cruiser FJ40

シンガー・ビークル・デザインやIcon 4x4といった会社は、それぞれ、ポルシェ「911」フォード「ブロンコ」などのクラシックなモデルを「完璧」に仕立て直したクルマを製造することで有名だ。これらのクルマは、メーカーの製品ラインから最高な部分を寄せ集めたようなクルマであり、オリジナルの設計を遥かに超える水準で仕上げられる。さらに、顧客の望みを実現する特製の部品が、惜しみなく注ぎ込まれているのだ。

そして今回、米国マイアミ州にあるFJカンパニー社が、我々が見てきた中で最もクールなカスタムの1台を造り上げた。子供の頃に遊んだトンカ社のおもちゃのトラックから着想を得て、新車同様にレストアされた1972年型トヨタ「ランドクルーザー FJ40」だ。



FJカンパニーによれば、このクルマは匿名の顧客が「トンカのトラックに乗りたい」という子供の頃の夢を、一緒に実現させたものだという。離れたところからでは、非常に綺麗なオリジナル状態のランドクルーザーのようにしか見えないが、近づいてよく見ると、全てのパーツが改良、復元、あるいは何らかの手が加えられていることが分かる。



メタリック・オレンジのペイントは、ホットロッドにインスパイアされた物で、それに合わせて製作された車内のベッドライナーが床を傷から守る。ブラック塗装されたミッキー・トンプソンのホイールには、肉厚な「Cooper Discoverer A/T3」オフロードタイヤを装着。スペアタイアにマウント可能な燃料タンクもボディ同色で仕上げられている。ブラックのフロントバンパーは、ブラッシュガードやLEDランプ、そして栓抜きを備える。




オーディオ・システムは船舶用を搭載しているため、ちょっとした雨などが掛かっても大丈夫。簡素なインテリアには、ブラック・ビニール張りのコルビュー製シートに、エアコンも装備。ステアリング・ホイールや計器類などのパーツは、オリジナルを修復したものだ。



ベースとなったFJ40がFJカンパニーの工場に届いた時、オリジナルのエンジンは載っていなかったという。このことが、同社の製造チームが改良したパワートレインを使う切っ掛けとなった。この1972年型のFJ40には、トヨタ製「3F-E」型直列6気筒が搭載されている。この電子制御燃料噴射装置を備えるプッシュロッド式オーバーヘッドバルブのエンジンは、1980年代後半のランドクルーザーに積まれていたもので、1955年に最初に販売されたエンジンの最終発展型だ。そのパワーは5速マニュアル・トランスミッションを介して4輪に伝えられる。さらにオールドマンエミュー社の改良されたサスペンションやパワーステアリングなどを装備して、アップグレードが図られている。


​​​​​​
FJカンパニーが他の競合他社と比べて明らかに優れているのは、クールな公式サイトで、自分の好み通りにクルマをカスタマイズできる点だ。例えばオリジナルに近い「クラシック」と呼ばれる仕様のFJ40なら5万5,000ドル(約600万円)から。これをベースに好きな色のボディ・カラーやインテリアを選び、さらにエンジンや装備も好みのものを組み合わせることができる。ぜひ、同社のプロジェクトをチェックして、自分の"夢のランドクルーザー"をデザインしてみよう。


By Reese Counts
翻訳:日本映像翻訳アカデミー