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プレストン・タッカーは、偉大なる革新者だ。子供の頃からの夢をかなえようと自分の会社を立ち上げた彼は、タッカー・トーペードと呼ばれる、リアエンジン、ディスクブレーキを採用した画期的なセダンを51台製造したことでよく知られている。

1948年に会社は残念ながら倒産に追い込まれたものの、彼はその前からいくつもの功績を残していた。またタッカーは、さかのぼること1930年代半ば、天才エンジニアの異名を持つハリー・ミラーとタッグを組み、インディ500用のレースカーをデザインしており、この挑戦は、ミラーがこの世を去った1943年まで続けられる。

その後タッカーは故郷のミシガン州へ戻り、アメリカ陸軍が使用する軍用車両のデザインを手がけ始めた。最終的に陸軍では採用はされなかったものの、数多くの斬新なアイデアが詰まったこの車両は海軍の目に止まり、ついに「Tucker Turret」として生産されることとなったのだ。

下のビデオを見れば、タッカーが考案した軍用車両がいかに優れていたのか理解してもらえるだろう。例えば、交換しやすいようにすべて同じサイズにした防弾ガラス製の窓や、左右別々に調整できるヘッドライト(トーペードのように、ハンドルと連動はしない)、取替えが容易な防弾ラジエーターグリル、ホイールごとに設けられたブレーキなどを装備し、未舗装の道でも115mph(約185km)という速さで駆け抜けることが出来るのだ。さあ、ビデオをクリックして、その実力をすぐにでもチェックしてほしい。



※こちらは過去の記事を再掲したものです