新型「フォード GT」の5つのドライブモードについて詳細が明らかに!
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新たに発売されるクルマは年々複雑になっていく。それをネガティブに捉える人(特に自分のガレージで愛車をいじりたいタイプならそう捉えてもおかしくない)もいるだろうが、もちろん全てちゃんとした理由もある。今の自動車は、より速く、安全で、燃費効率も良くなっているのだ。

エンスージアストにとっては、この「速い」という部分が最も気になる点である。最高速度216mph(約347.6km/h)を誇り、これまでフォードが市販したクルマの中で最速となる新型「フォード GT」に搭載されている5つのドライブモードについて、さらなる詳細が公開された。

フォード GTで馬鹿げた(イーロン・マスクさん、すみません)速さを発揮するには、ステアリング・ホイールに備わるダイヤルノブを回してモードを切り替える必要がある。F1からインスパイアを受けたというこのダイアルには、以前ご紹介した通り、5つのモードが用意されている。



「Normal(ノーマル)」は、日常的な走行に使用し、120mmの最低地上高を確保。スタビリティおよびトラクション・コントロールは固定となる。リア・ウイングは90mph(約145km/h)を超えるまで展開しない。

「Wet(ウェット)」は読んで字の如く、濡れた路面での走行に用いる。基本はNormalと同じだが、後輪が滑らないようにスロットルが制限される。

必ずと言っていいほど用意されている「Sport(スポーツ)」は、フォードによれば「より勇ましい冒険のため」のモードだ。スロットルの反応が上がり、V6ツインターボ・エンジンは「アンチ・ラグ」機能が作動する。スタビリティ&トラクション・コントロールは3通りの設定に変更でき、パワースライドやオーバーステアも可能になる。ただし最低地上高は120mmのままで、乗り心地の快適性も犠牲にしない。

「Track(トラック)」は、サーキットのコーナリングに適したモード。車高が50mm下がり、サスペンションが固くなる。リア・ウイングは完全に展開され、フロントのエアインテークが閉じて、最大のダウンフォースが得られる。

そして、最後の「V-Max(Vマックス)」は、直線で究極のスピードを実現するためのモードである。車高はTrackモードと同じだが、全てのエアロパーツが格納され、空気抵抗を最大限に低減させる。ただし、スタビリティコントロールはアクティブのままだ。

クルマがどのモードに入っていても、75mph(約120.7km/h)以上のスピードからの「緩やかなブレーキング」時にはエアブレーキが作動するという。これは、最高出力647hpのスーパーカーのパフォーマンスを考えると、実に良いアイデアだ。


By Jeremy Korzeniewski
翻訳:日本映像翻訳アカデミー