コンパクトで高性能な4ドア・セダン「アウディ RS3 セダン」の日本導入が決定
アウディ ジャパンは、パワフルな直列5気筒エンジンとフルタイム4輪駆動「クワトロ」システムを搭載した高性能スポーツ・セダン「アウディ RS3 セダン」の日本導入を発表。3月28日より受注を開始する。車両価格は785万円で、発売は7月上旬に予定されている。

Static photoColour: Catalunya Red

世界最強の市販車用5気筒エンジンがさらに進化

アウディ「A3」シリーズの最高性能モデル「RS3」として初めてセダン・ボディを採用したアウディ RS3 セダンは、2016年のパリ・モーターショーでデビュー。そのフロントに横置きされた2.5リッター「TFSI」エンジンは、市販車用5気筒エンジンとしては世界最強の最高出力400ps/5,800-7,000rpmと、最大トルク480Nm/1,700-5,850rpmを発揮し、0-100km/hまで4.1秒で加速する。

この新しい2.5 TFSIエンジンは、アルミ合金製クランクケースを採用することで、従来の鋳鉄製クランクケースを持つ同名のエンジンより26kgも軽量化されたという。排気量は同じ2,480ccのまま、パワーは17%も向上した。シリンダーの内壁にプラズマコーティングを施して内部抵抗を減らし、切替式ウォーターポンプが冷間始動後は一定の間、シリンダーヘッド内のクーラントの循環を止めて暖気時間を短縮するなどの改善で燃料消費も低減。欧州ドライビングサイクルでは8.3L/100km(約12.0km/L)という燃費を達成している。

さらに、燃料噴射をインテークマニフォールドの中(ポート噴射)と、燃焼室内(直接噴射)とで使い分ける「デュアルインジェクション」や、排気バルブの開閉タイミングを2段階で可変制御する「アウディ バルブリフト」も新たに採用され、一方でターボチャージャーのインタークーラーは効率が最大80%も向上し、吸気の温度を下げ、空気の充填率を最適化するなど、高出力化と低燃費化の両立が図られている。また、独特のリズムを奏でる5気筒は、スロットル開度が大きくなると排気フラップが開いてサウンドのボリュームが高まる仕掛けも備わる。このフラップは、ドライバーがセンターコンソールのボタンで自ら開くことも可能だ。

2.5 litre five cylinder TFSI engine in the Audi RS 32.5 litre five cylinder TFSI engine in the Audi RS 3

ドライブモードは3種類に切り替え可能

1速が加速を重視して低く、7速は巡航燃費を抑えるために高めのギア比に設定された7速デュアルクラッチ式トランスミッション「Sトロニック」は、プロペラシャフトへのドライブ機構に工夫を凝らすなどして、従来型に対し重量を約2kg削減。電子油圧制御マルチプレートクラッチが前後の車輪に駆動力をバリアブルに配分するクワトロ システムは、スポーティな運転になるほど後輪に駆動力を伝える頻度と割合が上がる。

サスペンションは通常のアウディ A3より25mm低められ、オプションで可変ダンパー「アウディマグネティックライド」を装備可能。この足回りに、前370mm:後310mmに大径化されたブレーキディスクと、前後とも19インチのホイール+235/35タイヤが組み合わされる。

エンジンやシフトおよびクワトロの制御プログラムと、「プログレッシブ ステアリング」のギア比やアシスト量、専用チューニングが施されたESC(完全にオフにすることも可能)、そして先述の排気フラップやアウディマグネティックライドの設定は、ドライバーが「アウディドライブセレクト」を3つのモード(「コンフォート」「オート」「ダイナミック」)に切り替えることで変化する。

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アグレッシブで精悍な専用内外装

全長4,479mm × 全幅1,802mm × 全高1,399mmのボディは、前後トレッドが拡大されたことからA3 セダンより7mmワイドになった。立体的なハニカムグリルの下には左右のエアインレットを結ぶブレードが横切り、トランクリッドに固定式スポイラーリップを装備。その下には垂直ストラットを備えたディフューザーインサートと大きな楕円形のエキゾースト・テールパイプが見える。ボディ・カラーは全8色が用意され、そのうち「ナルドグレー」と「カタルーニャレッドメタリック」はアウディ RS3 セダンの専用色となる。

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インテリアはブラックを基調に赤のアクセントが彩りを加える。ファインナッパレザーで覆われたスポーツシートにはダイヤモンド・ステッチとRSロゴのエンボスが施され、インストゥルメント・パネルとドア・トリムにアルミニウムレースのデコラティブ・パネルが張られる。日本仕様のRS3 セダンでは標準装備となるフルデジタルのメーターパネル「アウディ バーチャル コクピット」には、RS専用のモードが追加されており、これを選ぶと大きな丸型タコメーターを中心に、タイヤ空気圧、トルク、Gフォースなどの情報が表示される。

もちろん、安全/快適性を高める装備も充実しており、各種ドライバー・アシスタンス・システムやバング&オルフセンのサウンドシステムも標準で装備する。

「スポーツバック」と呼ばれる5ドア・ハッチバックより価格設定の高いセダン・ボディで、これだけのアップグレードが施され、先代(マイナーチェンジ前)の「RS3 スポーツバック」より29万円高という価格なら納得できるのではないだろうか。詳しい情報は以下のURLから公式サイトをご覧いただきたい。


アウディ ジャパン 公式サイト
http://www.audi.co.jp/