motogp2017 qatar Race
M.ビニャーレス(Movistar Yamaha MotoGP)が、2017シーズン開幕戦カタールGPで優勝し見事なヤマハ・デビュー飾った。2位にはA・ドヴィツィオーゾ(Ducati MotoGP)、3位はV・ロッシという結果となった。

01 Qatar 22 a 26 de marzo de 2017. Circuito de Losail, QATAR.MotoGP, MGP, mgp, motogp
雨で予選セッションが全てキャンセルとなり、前日までのフリー走行の総合タイムでグリッドを決めることとなった、波乱の幕開け野中、M・ビニャーレスがMotoGP初のポールポジションを獲得。しかし、ビニャーレスは、そのアドバンテージを十分に生かすことはできず、素早く飛び出して2番手で第1コーナーに進入し、混乱のなかで5番手まで後退。その後少しずつペースを上げコンディションのフィーリングをつかみ、追撃開始。


6ラップ目、ルーキーながらも、ファステストラップを刻みながらトップを走行していたJ・ザルコ(Monster Yamaha Tech 3)が転倒し、前を行くA・イアンノーネ(Team SUZUKI ECSTAR)との差を詰め、背後に迫ってプレッシャーをかけると、11周目にイアンノーネがビニャーレスの目の前で転倒。勢いに乗ってM・マルケス(Repsol Honda Team)をパス、さらにトップのA・ドヴィツィオーゾ(Ducati MotoGP)を追った。


果敢な走りで1.2秒の差を一気に詰めると、14周目トップに浮上。ロングストレート・エンドではドヴィツィオーゾが抜き返すが、ビニャーレスはヤマハYZR-M1の特性である敏捷性をフルに引き出して対抗。残り5ラップは、ふたりの激しいバトルとなったが、最終ラップではビニャーレスが自己ベストの1分56秒157を記録してトップチェッカー。ドヴィツィオーゾとの差は0.461秒。


最高峰クラスにおいて、異なるメーカーのマシンで優勝したライダーとしては、M・ヘイルウッドに次いで2番目の若さ。

01 Qatar 22 a 26 de marzo de 2017. Circuito de Losail, QATAR.MotoGP, MGP, mgp, motogp
チームメイトのロッシは予選10番手、グリッド4列目からのスタートを強いられたが、シグナル消灯とともに飛び出し、第1コーナーでの接触もものともせず7番手へ浮上。2ラップ目には全車中、最速ラップを記録してD・ペドロサ(ホンダ)を追跡。トップグループがリードを広げ始めたころで、4周目ペドロサをパスしてビニャーレスの背後につけた。


ザルコとイアンノーネが転倒したため、ふたつポジションアップ。難しいコンディションのなか、ロッシは第1コーナー進入で大きくはらんだものの、すぐに修正してビニャーレスとともにマルケスをパス。これでふたりそろって表彰台圏内まで上がった。


ロッシはビニャーレスとドヴィツィオーゾのトップ争いを見ながらチャンスを窺う。残り4ラップ自己ベストを1分56秒398へ更新して勝負をかけたが、タイヤの消耗が激しく、ふたりに挑む事が出来ず3位でゴール。トップとの差は1.928秒。


スタート3番手から開幕勝利が期待されたマルク・マルケス、は、フロントに選択していたハードタイヤを、スタート時間の変更に伴い急遽ミディアムに変更。変更した事が、結果的に戦いを厳しいものにした。スタート直後からゴールまで、フロントのフィーリングが良く無く、最後まで攻める走りができなかった。

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1位 M・ビニャーレス談
「フィーリングは最高。それを結果に表すことができました! ウイークを通じて、とてもいい仕事ができましたし、テストも順調でした。そしてフリープラクティス第1セッションですでに、十分に好感触をつかんでいたんです。でも決勝は楽ではありませんでした。またしても雨が降り出し、どうすればいいかわからなくて少し混乱。序盤は路面が滑り易くて厳しい状態だったので、無理をせず、冷静にいきたいと考えていました。ペースはとても良かったので、終盤になってからプッシュを開始。前のほうでたくさんの転倒があったので、十分に待ってから攻めたのが良かったのだと思います。トップでゴールラインを通過したときの気分は、ことばでは表現しきれないほど。ヤマハで初めての優勝は、最初のMotoGPウインよりも重たいんです。なぜなら、僕にとってはプレッシャーがより一層、大きかったので。冬季テストでリードし、"やれる!"と思って、こうして実際に結果を残しました。チームの仕事もとても素晴らしかったので、彼らに助けられて、僕はプレッシャーに打ち勝つことができたんです。電子制御システムも順調で、タイヤも最終ラップまでしっかり働いてくれました。実際のところ、第3セクションが勝負所だったと思います。アンドレア(ドビツィオーゾ)はソフト・タイヤの恩恵を受けて常に加速で優っていたし、タイヤの消耗も激しくなかったので、とても手強かったんです。でも第3セクションは僕がウイーク中ずっと好調をキープしていて、最終ラップも最高の走りができました。それが、優勝するための最小限の差につながりました。本当に素晴らしい、本当にハッピーです。次のアルゼンチンでは完璧なスタートを目指したいですね。今日もスタート自体はうまくいきましたが、ちょっとだけラインを外したらザルコと接触。それでマシンを一旦、起こさなければならなくなり、マルケスとドビツィオーゾに抜かれてしまったんです。このような混乱のなかでも集中力をキープできてよかったです。これからもこの姿勢を維持していかなければなりません」

2位 A・ドヴィツィオーゾ談
「リザルトには十分に満足している。今週末はチーム一丸となって良い仕事ができた。今日のコンディションでは、誰もが難しいレースを強いられる。だが、僕らは冷静に対応して、適切なレース・セットアップを確立させることができた。グリッドで戦略を変更して、リアをソフトタイヤに履き替えたのも正解だった。レース終盤はどうにかマーベリック(ヴィニャーレス)を抑えようとしたが、今日はあれ以上のパフォーマンスは無理だった」

3位 V・ロッシ談
「成功の秘密は僕のチーム、そしてヤマハです。僕らは全員が目標に向かって集中し、決してあきらめませんでした。まわりの人たちからのサポートと信頼を、僕はいつも感じています。自分たちのポテンシャルはよくわかっているし、マシンにもチームにも恵まれています。それでも今日は、5位に入れれば十分と言っていました。それどころか表彰台に上ることができたんです。このような形でシーズンをスタートすることができて本当にハッピー。表彰台はいつだってうれしいものだけれど、今回みたいに苦しい経験をしたあとはなおさらですね。気持ちの面でも、また技術的な面でも今日のことは貴重な体験。多くを学ぶことができました」

4位 M・マルケス談
「今日は厳しい戦いを強いられましたが、4位でフィニッシュすることができ、ポジティブな一日でした。今大会はスタッフ全員がよく働きました。決勝は、フロントにハードを使う予定でしたが、天候が不安定なことと、スタートが遅れたことで、最終的にミディアムを使うことにしました。その理由はクラッシュのリスクを少なくするためでした。しかし、ミディアムを選択したことでフロントタイヤに全神経を使わなければなりませんでした。マシンのフィーリングはよかったのですが、今回のタイヤチョイスはブレーキングに影響しました。とにかく、最後までレースを走りきることに集中し、アルゼンチンに備えることにしました」

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