安全機能に過信は禁物!! 大根がばっさり切れるほどの力を持ったパワーウィンドーの危険性をJAFが検証!!
JAFは、 パワーウインドーの挟み込みの危険性について検証を行い、その結果をホームページに公開した。

昨今、パワーウインドーに関連する乳幼児の事故が多発しており、2016年11月には2歳の男児が首を挟まれ、心肺停止に陥る事案も発生している。

そこで、JAFはパワーウインドーの使用時における注意を促すため、加わる力の大きさや「挟み込み防止機能」の作動状況について検証を行ったとのこと(子供の使用シーンはイメージ)。


テスト1では、「パワーウインドーの機能と閉まる力」を軽自動車、セダン、ミニバンの3台で検証。

結果は上記表の通りで、挟み込み防止機能の作動も関係するが窓が閉まる力は車種により7.0〜34.6kgfと差が大きいことが判かった。

この実験結果によると、挟み込み防止機能は車種によってはすべての窓に装備されておらず、 また挟み込み防止機能もスイッチを引き続けると働かないこともあるとのことなので、子どもを乗せる際には充分注意が必要であることを再認識させられた。

テスト2では「閉まりかけた窓を手(片手及び両手)で押さえ止められるかどうか」を、ミニバンの後席右側の窓で3人のモニターで検証している。

結果は上記表の通りで、 8歳児では両手でも窓を止められず、 30代女性であっても両手であれば止めることはできたが、 片手では止めることができなかった。

なお、50代男性は両手、また片手であっても止めることができたが「止めるので精一杯」で下げることはできないことが判っている。

子どもの事故に詳しい、 緑園こどもクリニックの山中龍宏医師によると「車の中で子どもを自由に遊ばせているケースを見かけますが、車内にはパワーウインドーのスイッチをはじめ、シフトレバーなど事故につながるものがあります。 ただし、小さな子どもならチャイルドシートに座らせておけば、手が窓やシフトレバーに届くこともありません。基本的な安全装備を使って子どもを事故から守ることが保護者の務めです」と注意を促している。

JAFでは、 子どもをチャイルドシートに正しく乗せること、 子ども自身が座席で窓の開閉ができないように、 運転席にあるパワーウインドーのロックスイッチをONの状態にする等の安全対策の必要性を啓発するとのことだが、ドライバーが助手席や後席の窓を閉める際には、充分安全を確認し、「窓を閉めるよ」などと一声かけることも大切だ。

JAFユーザーテスト(パワーウインドーの挟み込みの危険性)
[資料編] パワーウインドーの挟み込み  
http://www.jaf.or.jp/eco-safety/safety/usertest/powerwindow/detail1.htm

参考:車内に潜む子どもへの危険性(総合編)      
http://ch.jafevent.jp/detail.php?id=103     

チャイルドシート クイックガイド      
http://www.jaf.or.jp/eco-safety/safety/childseat/index.htm

ゴボウも大根もばっさり切れるパワーウインドーの挟み込みに注意!