メルセデスAMG、ハイブリッドの4ドア・モデル「メルセデスAMG GTコンセプト」をジュネーブで公開!
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このメルセデスの最新コンセプトカーが何かを暗示しているとすれば、それは近い将来、「メルセデスAMG GT」の4ドア・モデルが誕生するということだ。不思議なことに、その名前はクーペと同じ「メルセデスAMG GTコンセプト」と呼ばれているのだが、この車名を聞いただけでは、これが4ドア・セダンだとは分からないだろう。しかもそれがハイブリッドだとは思わないに違いない。そう、このコンセプトカーは、現在のメルセデスのスポーツカー・キングと同じ名前のハイブリッド4ドア・セダンなのである。

混乱するのも無理はない。だが、確かにこのクルマはメルセデスAMG GTと名乗るに値する性能を持っているらしい。そのフロントに積まれた4.0リッターV8ツインターボ・エンジンは、おそらく同名のクーペと共通だろう。さらに1基の電気モーターも搭載されており、メルセデスによれば合計最高出力は600kW(816ps)。このパワーは4輪に伝達され、赤い4ドアのボディを0-100km/hまで3秒以下で加速させるという。ハイブリッド・システムの詳細については明らかにされていないが、「EQパワー+」というバッジはこのクルマがハイブリッドであることを示し、将来メルセデスから登場するパフォーマンス・ハイブリッドを示唆するものだ。


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この高性能パワートレインを別にすれば、メルセデスAMG GTコンセプトのスタイルは、すでに市販されているクーペ・モデルと似ている。ノーズには縦にバーが組まれたお馴染みの「パナメリカーナ・グリル」と、バンパーに見慣れたインテークも設けられている。このグリルは「メルセデスAMG GT R」と同じ空気抵抗を低減させるアクティブ・シャッターも搭載されている。グリーンハウスはリアに向かってアーチを描き、その先には張り出したフェンダーと細長いテールライトが備わる。お察しのように、クーペにも見られるデザインだ。

メルセデスは、今後このコンセプトカーが生産される可能性を示唆するような情報は出さなかった。しかし、その可能性は十分に考えられる。サイドミラーに代わってフェンダーにカメラが搭載されているような細部を除けば、このコンセプトカーのデザインはほぼ量産化が可能であるように見える。ポルシェ「パナメーラ」をはじめとする他社の高性能セダンに対抗するには打って付けであるし、もしハイブリッド・パワートレインを搭載して市販化されたら、BMWが「i」ブランドを立ち上げたときに「i8」が果たした役割のように、メルセデスの電動化モデル・レンジを盛り上げる存在となるだろう。



By Joel Stocksdale
翻訳:日本映像翻訳アカデミー