ポルシェ、500馬力に向上した「911 GT3」を発表 6速MTも復活!
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ポルシェは、3月7日に開幕したジュネーブ・モーターショーにおいて、マイナーチェンジを受けた「911 GT3」を発表した。日本では4月6日に予約受注が開始される。

「991型」と呼ばれる現行世代のポルシェ「911」に、よりサーキット走行に適したGT3が追加されたのは2013年のこと。今回アップデートされたGT3は、だから"991 GT3後期型"あるいは"991.2 GT3"と呼ばれることになるだろう。

その最大のトピックはドライブトレインにある。今や希少な自然吸気水平対向6気筒エンジンは、排気量が3.8リッターから4.0リッターに拡大され、最高出力は475ps/8,250rpmから500ps/8,250rpmに、最大トルクも440Nm/6,250rpmから460Nm/6,000rpmに向上した。つまり、2015年のジュネーブ・モーターショーで発表されたよりレーシィな「911 GT3 RS」と同等のパワーが与えられたのだ。

さらにマニアにとって嬉しい報せは、7速デュアルクラッチ式トランスミッション「PDK」に加え、前期型991 GT3で姿を消していた3ペダルの6速マニュアル・トランスミッションが復活したことだろう。ちなみに性能差を比べてみると、0-100km/h加速は7速PDKが3.4秒であるのに対し、6速MTは3.9秒かかるが、最高速度はPDKの318km/hより伸びて、320km/hとなっている。複合モード燃費は6速MTが12.9L/100km(約7.75L/km)で、7速PDKは12.7L/100km(約7.87km/L)。車両重量はMTの方がPDKより17kgだけ軽い。



前期型と比較すると、エクステリアはフロントのバンパーとスポイラーの形状が、エアフローのさらなる最適化のために変更された。リアのエンジン・フードには排熱のためのダクトが開けられ、ディフューザーも改良されているという。巨大なリア・ウイングはカーボン製。4灯のデイタイムランニングライトを備えたヘッドライトや立体的なテールランプなどは、ベースとなった911のマイナーチェンジに準ずる。



インテリアではステアリング・ホイールやシートが変わっている。「918スパイダー」に由来する直径360mmの「GTスポーツステアリングホイール」が採用され、運転席と助手席の両方にサイドサポートが強化された「スポーツシート プラス」を装備。高さとバックレストの調整は電動だが、前後スライドは手動となる。これにご不満なら、全てのシート機能(18 way)が電動となる「アダプティブ スポーツシート プラス」や、可倒式バックレストと内蔵式胸部エアバックおよび手動式前後調節機能を備えた「スポーツバケットシート」、そしてカーボン模様仕上げの軽量なCFRP製フルバケットシートも用意される。なお、GT3は2人乗りとなるため、後部座席の省略されたスペースにはカバーが施される。

標準装備のポルシェ コミュニケーション マネージメントシステム(PCM)」は、オンラインナビゲーション機能やインターネット接続機能を搭載し、さらにGT3ではスマートフォン上で詳細なドライビングデータの表示、記録、および分析が可能な「トラックプレシジョンアプリ」も利用できる。



モータースポーツ向けのセットアップを施し、車高が「911カレラS」より25mm低められたシャシーは、前期型991 GT3で初採用された「リアアクスルステアリング」を搭載。速度に応じて後輪を前輪と同位相または逆位相に操舵するこのシステムによって、俊敏性と安定性を同時に向上させている。ホイールはセンターロック式の20インチ。ドライビング・ダイナミクスをさらに高める「ダイナミックエンジンマウント」と「リアディファレンシャルロック」も備わる。

日本仕様はハンドル位置が右と左から選べ、価格はまずPDKのみ、2,115万円(消費税込み)と発表されている。詳しい情報は以下のURLから公式サイトをご参照いただきたい。

追記:ポルシェ ジャパンから訂正の連絡あり。日本仕様も左ハンドルのみとのこと。6速MTは秋以降に生産開始となる予定。

ポルシェ ジャパン 公式サイト
http://www.porsche.com/japan/