レクサス、新型フラッグシップ・セダンのハイブリッド・モデル「LS500h」をジュネーブ・モーターショーで発表
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レクサスは3月7日に開幕したジュネーブ・モーターショーで、「LS500h」を世界初披露した。

LS500hは、今年1月の北米国際オートショーで「LS500」として発表された新型「LS」のハイブリッド・モデル。LS500に搭載されたV型6気筒ツインターボ・エンジンに替わって、自然吸気3.5リッターV型6気筒エンジンと2つの電気モーター、リチウムイオン・バッテリー、そして有段のオートマチック・トランスミッションを組み合わせた「マルチステージハイブリッドシステム」を採用する。エンジンが最高出力220kW(299ps)と最大トルク350Nmを発生し、システム全体で最高出力264kW(359ps)を発揮するというスペックから判断しても、昨年発表された「LC500h」と同じものだろう。エンジンとモーターをフルに使えば0-100km/hを5.4秒で加速する一方、電気の力だけで140km/hという高い速度域まで走行可能。LS500hには後輪駆動と全輪駆動が用意される。



エクステリアはLS500ですでに紹介されているとおり、新開発の「GA-L(global architecture for luxury vehicles)プラットフォーム」により、低く構えたスタイリングを実現。これまでの4ドア・セダンとは一線を画す斬新なクーペ・シルエットを創りだすため、6ライトキャビン(車体側面にウインドウガラスが片側3枚ずつ配置された車体形状)を採用し、フロントからリヤまで抜けるシャープな基本立体から、フェンダーがダイナミックに突き出す構成としている。全長5,235mm × 全幅1,900mm × 全高1,450mm、ホイールベース3,125mmというサイズも(当然ながら)LS500と共通。車両重量は異なるはずだが、現時点では公表されていない。




「日本の匠の技」を見どころとしたというインテリアは、折り紙にヒントを得て、匠の手作業でL字形の独特なプリーツ上の折り目をつけたドアトリムや、切子細工をモチーフに、強化ガラスに加工を施すことで、繊細な造形を実現したドアトリムオーナメントなどにより、日本の伝統技術と最新の生産技術が融合した独創的な空間を生み出したという。



前席は、上部を水平基調のインストルメントパネル・ドアトリムで広がり感ある構成とし、下部は厚みのあるソフトなコンソール・アームレストにより、心地よい安心感を創出。上下で異なる空間構成とすることで、広がり感と安心感を両立した空間を実現している。また、運転席にはドライバーの体格を問わず高いホールド性を確保しながら、長時間座っていても快適であることを目指し、骨盤、大腿部、背中から肩、脇にかけて最適なサポート位置をきめ細かく設定できるシートとした。さらに、エアブラダ(空気袋)により背中から大腿部にかけて押圧するリフレッシュ機能も装備されている。

後席は、人を包み込む連続性のある空間を目指し、ドアトリムやシートバックがシームレスにつながる構成とした。また、シートにはタッチパネルでヒーターやリフレッシュ機能を設定できるオットマン付きパワーシートを採用し、クラストップレベルのレッグスペースによる開放感と合わせ、くつろぎの空間を提供する。



予防安全パッケージも、フラッグシップに相応しいレクサスの最新バージョンを搭載。車両前方のカメラが衝突の危険を検知すると大型HUD(ヘッドアップディスプレイ)によって注意喚起する機能を初採用したほか、自動ブレーキだけでは回避できないとシステムが判断した場合、車線内の回避スペースを見つけて自動的に操舵制御し、歩行者との衝突回避を支援するプリクラッシュセーフティを世界で初めて採用した。また、交差点での出会い頭事故に対応するため、前側方レーダーによる検知範囲が従来より拡大され、交差する車両が接近していることを大型HUDで注意喚起する機能も追加されている。

さらに高度運転支援技術「Lexus CoDrive」は、ドライバーの運転意図と協調した操舵制御や、ウィンカー操作による車線変更を支援する新機能により、カーブの多い都市内の自動車専用道や渋滞時などでも、連続した運転支援を可能とする(導入地域により仕様は異なる)。

なお、今回発表された欧州市場においても、LS500hの発売時期や価格についてはまだ明らかにされていない。

レクサス インターナショナル 公式サイト
https://www.lexus-int.com/jp/