マツダ「アテンザ」にオープンモデルが登場!? マツダらしいオープンモデルを作るためのこだわりとは!?
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ついに、マツダ アテンザ にオープンモデルが追加か!? と思ったが、残念ながら量産モデルではなく、この車両はパレード等で使われるために作られた特装車なのだ。

量産モデルでは、4人以上乗れるオープンカーもあるが、4ドアのオープンカーは筆者の知る限りではなく、あってもこのようなパレード用のセドリックやクラウン等の特装車ぐらいだろう。それだけにこの4ドアのオープンカーのスタイリングは目新しさを感じる。

ちなみに、このアテンザのオープンモデルは、広島東洋カープの優勝パレードや東京消防庁の出初式に登場するなど全国的に活躍しているとのことだ。


リアシートは2点式シートベルトに改められ、左右後部にピラーのないすっきりした状態になっている。

一見、残念に思えるのが、前席と後席の間にそびえる、凄く存在感のある太いピラー。屋根がなくなった分、横転に備えて剛性の高いピラーが必要ということもあるだろうが、そもそもパレードに使うモデルなのだから、横転するような走行はしないはず。それなら思い切って、他のパレード専用車のようにピラーレスにしても良かったのでは!?

実はこのピラーには、マツダのこだわりが盛り込まれているとのことなのだ。

画像は、2017年の出初式でこの車両が使われた際のもの。パレードの際は、観客からよく見えるようにクルマに乗ることが重要で、車両のフロアに立って乗ることが多い。

そのため、このロールバーは、安全性もさることながら、アシストグリップとしての機能性が求められるということだ。

確かに、低速走行とはいえ、急なブレーキングなどが発生した場合、運転者に後席の人が倒れこむ恐れがあるが、このバーがあればそのようなことはなさそうだ。


黄色く囲んだところが手を掛けることが出来る部分。ロールバーにくぼみを作ることで、強くロールバーを握らなくても、乗車時の安定性を確保できるようになっているとのこと。

ちなみに、電車のつり革のように、手の指の第一関節を引っかけることを想定して作った形状とのことだ。量産モデルではなくとも細かい配慮をしている点がマツダらしい。


フロアも沿道の観客から後席の人が見やすくなるよう、量産モデルより約20cm、シートは約40cm底上げして設計されている。

また、天井やCピラーがない分の補強として、サイドシル(スカッフプレートの下あたり)などに発泡剤を入れることで、アテンザの基本的なデザインを損なうことなくオープンモデルとして成立させているとのことだ。

量産モデルではなくても細かな配慮がされているこのアテンザをイベント等で見かけた際は、このマツダのこだわりを確かめてみよう。

出典:マツダブログ

マツダ公式サイト
http://www.mazda.co.jp