新型シボレー「カマロ ZL1」、30年前のフェラーリ「F40」に匹敵する最高速度を記録
シボレーの新型「カマロ ZL1」が、これまでゼネラルモーターズ(GM)の工場から送り出された「カマロ」の中で最速のクルマになることは既に周知の通りだが、198mph(318km/h)という最高速度は世界中の名高いスポーツカーと比べても決して引けを取らない。この数値は先日、ドイツ・パーペンブルクにあるATP(Automotive Testing Papenburg)の全長7.6マイル(12.3km)の高速オーバルトラックで記録されたもの。同じ最高出力650hpの6.2リッターV8スーパーチャージャー付エンジンを搭載する現行型のシボレー「コルベット Z06」さえも凌ぐ速さだ。

LT1は公式速度記録として200mphを達成できなかったものの、一方向走行では202.3mph(325.6km/h)をマークした。最高速度の計測方法は、風や路面状況といった不定要素をふまえて両方向を計2回走行した平均値を取る。ZL1のもう一方向の記録は193.3mph(311.1km/h)だったため、平均としては200mphより下がってしまったのだ。ATPの高速オーバルトラックは、2.5マイル(4km)の直線に1.3マイル(2.15 km)のターンと49.7度のバンクで構成されており、シボレーではバンクの大きな傾斜角がドライバーにこれほどの高速まで引っ張ることを可能にさせたと述べている。

参考までに他の米国製スポーツカーの数値を挙げると、ダッジ「チャージャー SRT ヘルキャット」は最高速度を204 mph(328km/h)と申告しており、前述のコルベット Z06は198mph(318km/h)だ。シボレーによると、2009~13年モデルの「コルベットZR1」は205mph(330 km/h)に達したという。

シボレーはまた、安全装備とデータ記録用機器を除き、ZL1には何の変更も加えていないと明言している。タイヤは標準のグッドイヤー製「イーグルF1スーパーカー3」を装着し、空気圧は高速走行に推奨される44psiに設定、フロントとリアのキャンバー角は、タイヤの最大空気圧を考慮して両方とも0度に調整したという。

我々はこれまでに、GM製LT4型スーパーチャージド・エンジンはZL1に搭載するのがベストであるとさんざん語ってきた。0-60mph(約96.6km/h)加速3.5秒、最大横加速度1.03Gというパフォーマンスからも納得いただけるだろう。だが、このポニーカーが成し遂げたもう1つの驚くべき偉業についても考えてみて欲しい。30年前、フェラーリ「F40」は199mph(320km/h)を誇る世界最速のクルマだった。そして今日、シボレーのディーラーで6万3,435ドル(約715万円)を支払えば、それと遜色ないスピードを出せるクルマが手に入るのだ。


By Reese Counts
翻訳:日本映像翻訳アカデミー