Nissan Vmotion 2.0
 2017年1月のデトロイトモーターショーで、日産から、日産の今後のセダンのデザインの方向性を示すとともに、ニッサン・インテリジェント・モビリティの技術を搭載した新コンセプトカー『Vmotion2.0』が発表された。


 Vmotion2.0はハイセンスなスタイルと、エモーショナルなデザイン、広い室内空間、快適な乗り心地を実現するクルマで、移動の多いビジネスパーソンに向け、広々とした室内と快適な乗り心地を実現する、(近)未来のモビリティを提案したもの。

Nissan Vmotion 2.0
 Vmotionは、デザインフォームのキーワードとして日産デザインの紋章となるエモーショナルジオメトリーを設定。「Vmotionグリル」「ブーメランヘッドランプ」「ブーメランテールランプ」「フローティンググリル」「キックアップウエストライン」の5つをシンボルとした。

Resonance
<Resonance(レゾナンス)・スポーツセダンコンセプト>
Nissan Vmotion 2.0
<Friend-ME(フレンド・ミー)>
 起点になるのは、2013年に北米自動車ショーで発表した「Resonance レゾナンス(=ムラーノ)」、翌年に発表した「スポーツセダンコンセプト(=マキシマ)」、それに中国上海で発表した「Friend-ME フレンドミー」。これら3つのショーカーを日産ではニッサン・トリロジーと呼んでおり、これを皮切りにVmotionの第一世代が始まった。

Sway Nissan Gripz Concept
<Sway(スウェィ)・Nissan Gripz Concept(ニッサン グリップス コンセプト)>
 その後ボディタイプの小さな、ブラジルで発表した「Kicks Concept キックスコンセプト」やジュネーブで出した「Sway スウェィ(=マイクラ)」、フランクフルトショーで発表した「Nissan Gripz Concept ニッサン グリップス コンセプト」。これが第一世代のショーカー群であり、順次プロダクトモデルに移っている。


 Vmotion2.0は第2世代と呼べるもの。定義を変えているのではなく、Vmotionのコンセプトを継承しながら、よりダイナミックに、よりスリーディメンショナル(立体的)に、よりアグレッシブにボディを協調していくものとなっている。


 Vmotion2.0で特徴的なのは、全体のデザインが立体的でシャープに仕上がっているところ。従来の日産のセダンデザインの方向性を変えることなく、ぜい肉をそぎ落とし、シャープで洗練されたものになっている。

Nissan Vmotion 2.0
 フロントデザインのキーポイントとなっているのは、Vmotionグリルだ。従来の平面的な作りから、ボリューム感と立体感を与えることで存在感のあるフロントデザインへと進化させている。

Nissan Vmotion 2.0
 Vmotionグリルからボディサイドの伸びるキャラクターラインもクッキリとした印象的なものとなっている。


 また、キックアップウエストラインが、ルーフをボディにフローティングマウントしたようみえるフローティングルーフも踏襲している。強く傾斜したAピラーとそこから流れるようにトランクまで続く流麗なラインにすることで、ローングホイールベース化によって広くなったキャビンを薄く、流麗に見せている。


 加えて、ボディの上にキャビンが浮いているようなデザインにすることで、キャビンの(視覚的な)重さも軽減している。その結果、室内に広く快適な空間を作り出しながら、クルマ全体としてはシャープでスマートな印象としている。


 ドアは観音開きを採用することで、広々としたキャビンをいっそう強調するとともに、ピラーレスの圧倒的なアクセスの良さを実現している。

Nissan Vmotion 2.0
 「グライディングウィング」デザインを採用したダッシュボードには、インパネに加えてインフォテイメントシステムを搭載する。横長の水平型大型スクリーンには、自動運転支援技術であるプロパイロッ使用時に作動するグラフィック・ユーザー・インターフェース(GUI)も搭載している。


 Vmotion2.0は、「ニッサン・インテリジェント モビリティ」の3つの主要領域の一つである「ニッサン・インテリジェント・ドライビング」を体現したモデルでもある。単にショーモデルというのにとどまらず、Vmotionがそうであったように、そう遠くない将来Vmotion2.0のデザインを取り入れたプロダクトが登場するに違いない。

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■日産自動車 公式サイト
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