【ビデオ】1970年代のフェラーリF1用エンジンが、ダイナモテストで青い炎を放つ!
寒い冬の日には、10,000rpmで唸るフェラーリの3.0リッター水平対向(正確には180度V型)12気筒エンジンの音が聞きたくなるものだ。今回ご紹介する映像では、シャシーから解放されたフェラーリのF1用エンジンが全身全霊で回転している。青い炎と素晴らしい音色。これ以上に求めるものなんてあるだろうか。

このエンジンは、1970年代初期のF1マシン「312B2」に搭載されていたもので、ダイナモメーターの値は最終的に9,800rpmで365hpの出力を発生したことを示した。この時代のF1用エンジンは、ル・マン用プロトタイプのために開発されたものと比べると、耐久性を犠牲にして設計されていることが多い。しかし、このエンジンを手がけたCarobu Engineering社では「現存するエンジンのコンポーネントを通常通りにリビルドしただけで、出力を上げるための改造は施していません。最も注意を払ったのは、信頼性とクリーンに回ることでした。多くのパワフルな旧いF1エンジンとは違い、このエンジンは今でも非常に信頼性が高く、スムーズです」と述べている。

同社によれば、このエンジンは数年の間に2度、リビルドされたという。1度目はタイミングギアが壊れた時で、直してダイナモメーターで計測したら289hp/9,000rpmだったが、今回はルーカス社製の機械式燃料噴射装置を調整し、点火装置を最適化したことで、365hp/9,800rpmまで向上したという。



By Antti Kautonen
翻訳:日本映像翻訳アカデミー