ホンダ、2017年モータースポーツ体制を発表 昨年は悔しい思いをした4輪編
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ホンダは13日、東京・青山の本社ビルにて2017年国内モータースポーツ活動計画発表会を開催した。すでにアナウンス済みの海外レースも含め、まずは4輪から各レースの参戦体制についてご紹介しよう。

「我々のレース活動はまさにコーポレート・スローガン、"The Power of Dreams"であり、ホンダの原動力だと思っています」という山本 雅史 ホンダ モータースポーツ部 部長は、昨年「4輪ではF1、SUPER GTなどにおいて大変悔しい思いをする結果となりました。それを踏まえ、開発体制を含めた各領域を見直し、ライダー、ドライバー、チームの皆さんが集中してレースに挑めるよう勝ちに拘った体制を構築しました」と語る。



まずフォーミュラ・ワン(F1)世界選手権では、昨年に引き続き「マクラーレン・ホンダ」チームのパワーユニット・サプライヤーとして参戦。ドライバーはフェルナンド・アロンソ(写真:左)と、昨シーズン終盤に引退を表明したジェンソン・バトン(写真:右)に代わり、マクラーレンのドライバー育成プログラム出身であるストフェル・バンドーン(写真:左から2番目)が起用された。

McLaren‐Honda
14. フェルナンド・アロンソ
2. ストフェル・バンドーン


FIA世界ツーリングカー選手権には、1.6リッター直噴ターボを搭載した「シビック WTCC」の投入を継続。「カストロール・ホンダ・ワールド・ツーリングカー・チーム(Castrol Honda World Touring Car Team)」のティアゴ・モンテイロ、ノルベルト・ミケリスに加え、新たに「ホンダ・レーシング・チーム・ヤス(Honda Racing Team J.A.S.)」から道上 龍が参戦。2チーム3ドライバーのワークス体制で臨む。さらに、シビックによる参戦5年目となるプライベート・チームのZengő Motorsportにもマシンを供給する。

Castrol Honda World Touring Car Team
18. ティアゴ・モンテイロ
5. ノルベルト・ミケリス

Honda Racing Team J.A.S.
34. 道上 龍

Zengő Motorsport
未定. オーレリアン・パニス



SUPER GTは、昨年「NSX」が国内でも発売されたことで車名から"コンセプト"の文字が外され、晴れて「NSX-GT」となったマシンをGT500クラスに投入。昨季同様5チームがこれを走らせるが、Dorago Modulo Honda Racingに替わってTEAM MUGENが3年ぶりに復活した。AUTOBACS RACING TEAM AGURIでは小林 崇志がGT300からステップアップ。松浦 孝亮はEpson Nakajima Racingに移り、中嶋 大祐はTEAM MUGENに移籍した。

8. AUTOBACS RACING TEAM AGURI
野尻 智紀・小林 崇志

16. TEAM MUGEN
武藤 英紀・中嶋 大祐

17. KEIHIN REAL RACING
塚越 広大・小暮 卓史

64. Epson Nakajima Racing
ベルトラン・バゲット・松浦 孝亮

100. TEAM KUNIMITSU
山本 尚貴・伊沢 拓也



全日本スーパーフォーミュラ選手権(SF)では、経験豊富な小暮 卓史がSF初参戦のB-Max Racing teamへ。DOCOMO TEAM DANDELION RACINGは伊沢 拓也が4年ぶりにチームに復帰する。また、今季から2台体制になるTEAM MUGENに、2016年にGP2シリーズでチャンピオンを獲得したピエール・ガスリーが加入。さらにNAKAJIMA RACINGから元F1ドライバーのナレイン・カーティケヤンが参戦する。

佐伯 昌浩 本田技術研究所 HSD Sakura スーパーフォーミュラ プロジェクトリーダーによると、今季は「さらに熱効率の高い新スペックエンジン」であるという2.0リッター直列4気筒直噴ターボ・エンジン「HR-417E」を投入し、2013年のシリーズ新設以来まだ一度も獲得したことがないタイトルを狙って「全力で戦って参ります」とのこと。

REAL RACING
10. 塚越 広大

TEAM MUGEN
15. ピエール・ガスリー
16. 山本 尚貴

DOCOMO TEAM DANDELION RACING
40. 野尻 智紀
41. 伊沢 拓也

B-Max Racing team
50. 小暮 卓史

NAKAJIMA RACING
64. 中嶋 大祐
65. ナレイン・カーティケヤン


北米のインディカー・シリーズには、アメリカン・ホンダモーターの子会社であるホンダ・パフォーマンス・ディベロップメント(HPD)から、6チーム14台に2.2リッターV6ツインターボ・エンジン「HI17TT」を供給。また、参戦8年目のシーズンを迎える佐藤琢磨が、A.J. Foyt RacingからAndretti Autosportにチームを移籍する。

Andretti Autosport
26. 佐藤琢磨


そのほか、GP2シリーズには2016年に続き松下 信治が、GP3シリーズには福住 仁嶺が、それぞれART Grand Prixから参戦する。また、2016年は全日本F3選手権に参戦した牧野 任祐が新たにFIA Formula3 European ChampionshipにHITECH GPチームより挑戦。世界で戦えるドライバーの輩出を目指すという。

国内ではモータースポーツ界で活躍する有能な若手ドライバーのステップアップに向けて、全日本F3選手権、ジュニア・フォーミュラレースであるFIA-F4選手権に参戦するドライバーのサポート続けていく。