【シカゴオートショー2017】フォード、チャリティのために新車同然にレストアされた1971年型「マスタング マッハ1」を展示
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フォードは、現在開催中のシカゴ・オートショーにおいて、同社の素晴らしい名車の中から1台を公開している。「マスタング」の高性能モデルである1971年型「Mach 1(マッハ・ワンあるいはマック・ワン)」が、ブース最前方の中央に展示されているのだ。グラバー・ブルーとグレーで塗り分けられたこの象徴的なポニー・カーは、フォードがこのショーの目玉として新型「エクスペディション」を用意しているにも拘わらず、プレスデーでかなりの注目を集めていた。

このレストアされた46歳のマスタングは、完璧といえる新車同然の状態を保っている。説明書きによれば、Flowmaster製マフラーや、ポリッシュ仕上げのEdelbrock製キャブレター、KYB製ショックアブソーバー、強化スウェイバーなどが装着されているという。また、フロント・ディスクブレーキや、パワーステアリング、エアコン、ティンテッド・ガラスも装備する。レトロな味のあるパワートレインは、レアな4バレル・キャブレター仕様の351キュービック・インチ(5.75リッター)V型8気筒「クリーブランド」エンジンに、「Select Sift Cruise-O-Matic」と呼ばれる3速オートマチック「C6」トランスミッションの組み合わせだ。

70年代中期のオイルショックで消費者の好みは変わり、それから約30年にわたってマッスルカーの勢いがなくなってしまったが、この1971年型マスタングは、その最後の良質なポニー・カーの1つと言える。

このクルマがなぜシカゴ・オートショーで展示されているんだろう? と疑問に思う方もいるだろうが、自動車メーカーは時折、往年の素晴らしい製品をオートショーで展示することがある。何でも邪推する人なら、フォードがマスタングに次の特別仕様車としてMach 1というモデルを用意していることを仄めかしているのではないかと考えるかもしれない。しかし、同社の広報担当によれば、このクルマはチャリティ・ラッフル(募金くじ)の賞品として用意されたものだそうだ。オートショーの期間中、フォードのブースでこのチケットが販売されている。シカゴに行けない人はインターネットでも購入できる。物凄く運が良ければ、わずか10ドル(約1,140円)でこのクルマを手に入れることが出来るかもしれないし、たとえ外れても、そのお金が困っている誰かの役に立つのだ。


By Greg Migliore
翻訳:日本映像翻訳アカデミー