マクラーレン、新しい燃焼技術の開発に向けてBMWを含む各分野のエキスパートと提携
マクラーレン・オートモーティブは昨年、大幅な販売台数の増加を発表した。具体的な数値を挙げると、2015年は1,654台だったが、2016年は3,286台と、1年でほぼ2倍に達する伸びだ。この成長を確固たるものとするために、同社ではパワートレインの刷新を決定。これに向けてBMWグループをはじめとする数社と戦略的パートナーシップを締結するという。

1月31日に発表されたマクラーレンのプレスリリースによると、同社は「現在よりも優れた出力を発揮することが可能な新しい燃焼技術の開発」を計画しており、同時にCO2(二酸化炭素)排出量の低減を目指すとのこと。同社の広報担当者は米国版Autoblogの取材に対し、排ガス削減も燃焼技術改善の目標の1つであると回答した。2020年頃にはプロジェクトの成果が見られる予定だという。

マクラーレンが率いる同プロジェクトは、先端推進システム技術センター(Advanced Propulsion Centre:APC)を通じて、英国政府からの支援と一部資金の提供を受けている。APCは、2013年に低炭素社会を推進するために設立されたシンクタンクで、2023年までの10年間、政府と自動車業界が連携して取り組むべく発足した。マクラーレン以外にも5社がパートナーに決定しており、マクラーレンのエンジンを製造するリカルド社もそのうちの1社だ。これに先述のBMWグループと、鋳造の専門会社でアストンマーティン「DB11」のエンジンパーツを手掛けるGrainger & Worrall社、さらに素材に関するエキスパートのLentus Composites社や、先進の研究開発機関であるバース大学がプロジェクトに参加することになっている。イングランド中部には、高度に発展した自動車関連技術を持つ大手企業が集中しているが、このプロジェクトは同地域の信頼性をより高めるに違いない。果たして、新エンジンの出力はどのくらいになるのか、そしてどんなマシンに搭載されるのか、完成が待ち遠しい。


By Antti Kautonen
翻訳:日本映像翻訳アカデミー