日産、今秋の東京モーターショーで新型「フェアレディZ」のコンセプト・モデルを発表か
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Z34型あるいは「370Z」と呼ばれる日産「フェアレディZ」の現行モデルが登場したのは、すでに8年も前のこと。ファンは首を長くして新型の発表を持ち続けていたが、再び胸を高鳴らせる時が遂にやって来るようだ。米国の自動車雑誌『Car and Driver』が報じるところに寄ると、日産は今年の東京モーターショーで、新型フェアレディZを示唆するコンセプトカーを発表するというのだ。同誌によれば、このコンセプトはグリルが「GT-R」や同社の他のモデルからヒントを得たデザインで、量産モデルにはインフィニティ「Q60」のプラットフォームを短縮して使用するという。

この情報が間違いなければ、日産は次期型フェアレディZを初代「240Z」のようなクルマにはしないと決めたことを意味する。2015年に遡ると、同社専務執行役員でデザインチーフである中村史郎CCO(チーフクリエイティブオフィサー)は当時、より手頃な価格で小型のスポーツカーが検討されていることを示唆していた。だが『Car and Drive』誌によると、新型フェアレディZの市販モデルは、Q60のプラットフォームに加え、Q60に搭載されている2種類の3.0リッターV6ツインターボ・エンジンが採用される見込みで、エントリー・レベルのモデルは最高出力300hp、より高性能な「レッド・スポーツ」モデルは400hpになるという。また、これらの従来型エンジンの他に、電気モーターとの組み合わせで合計最高出力500hpを発生するハイブリッド・モデルも登場すると『Car and Drive』誌は伝えている。一方で、英国の自動車メディア『Auto Express』では、エントリー・モデルにはQ60のV6ツインターボではなく、最高出力304hpの自然吸気V6エンジンが搭載されると報じている。

いずれにせよ、これらのパワートレインを搭載することにより、新型フェアレディZは手頃で小型のスポーツカーではなく、フォード「マスタング」やシボレー「カマロ」と同じくらいのサイズの、中〜高パフォーマンスのスポーツカーと競合するモデルになりそうだ。ただし、『Car and Driver』誌はその価格を3万~5万ドル(約338万~564万円)と予想しているので、そうするとより高級なセグメントに入ってくる。もし、これら3種類のエンジンが用意されたら、新型は1980年後期から1990年初頭に製造されたZ32型以来、久しぶりに複数のパワートレインから選べるフェアレディZになる。余談になるが、新型も排気量が3.0リッターになるのなら、これに因んでかつての「300Z」や「300ZX」という名前も復活させてくれると面白いのだが。

『Car and Driver』誌はさらに、これらのエンジンにはデュアルクラッチ・トランスミッションが組み合わされると書いている。マニュアル・トランスミッションについては一切言及されていないが、クラッチペダルのあるモデルが設定されないというのも馬鹿げたことだと我々は思う。さて、新型フェアレディZとは、どんなクルマになるのだろうか。同誌は市販モデルが2018年中には登場すると予想しているので、今後2年以内には明らかになりそうだ。


By Joel Stocksdale
翻訳:日本映像翻訳アカデミー