【ビデオ】「マクラーレン F1」が当時の市販車最高速度記録を樹立した時の走行映像!
1990年代初期に発売された時、「マクラーレン F1」に浴びせられたのは称賛の言葉ばかりだったが、現在でも同車に匹敵するクルマはごく限られている。マクラーレン F1はほぼ間違いなく、これまで造られた中でも、そして今後造られるであろうクルマの中でも、最も偉大なクルマであり、これほど抑制されないパワーと存在感を放つ公道用のクルマは、他に見ることがないだろう。同車の公式な最高速度240.14mph(約386.5km/h)という有名な(当時の)市販車最速記録は、ドイツの奥深い森で、マクラーレンの元ドライバーでル・マン24時間レースの優勝経験もあるアンディ・ウォレス選手によって、1998年に樹立された。

マクラーレンは先日、ドイツにあるフォルクスワーゲンのテストコース、エーラ・レッシェンで行われた、これまで公にされていなかったこの記録的な走行の映像を公開した。実測では最高速度約386.4km/hとの記録であったが、オンボード上では、デジタルのスピードメーターがゆっくりと391km/hまで上がっていくのを見られることはさておき、この映像の醍醐味は、ドライバーであるアンディ・ウォレス選手のコメントだ。マクラーレン F1がこれまでにない速度に達していく中で、同選手が語っている興奮と恐怖の入り混じったコメントを聞けるのは素晴らしい。彼の両手に特に注目してみると、350km/h以上のスピードでは、この並外れたマクラーレンでさえ、不安定な状態になっているようだ。実際には、このマシンは1度、391km/hに達しているが、記録ではコースを逆方向に2回走行し、その平均を取ることになっている。

チームがどんなに興奮しているかは画面を通して感じられるが、この映像を見ていると、これほどピュアで、集中していて、一切の妥協を許さないものは、もう2度と見られないかもしれないと思って、悲しい気持ちになる。




By Reese Counts
翻訳:日本映像翻訳アカデミー