【ビデオ】メルセデスAMG、ピーター・フォンダが出演する『イージー・ライダー』をオマージュしたCMを公開
映画監督のジョエル&イーサン・コーエン兄弟と俳優のピーター・フォンダ、それに「メルセデスAMG GT ロードスター」がコラボするとどうなるか? 答はフォンダの出演する有名な映画、『イージー・ライダー』をオマージュした、そこそこ面白い「スーパーボウル」用CMができる、ということだ。「イージー・ドライバー」というタイトルがついたこのCMは、米国最大のスポーツ・イベントであるスーパーボウルの第4クォーターで放映されることになっている。

舞台は見るからに厳つい感じのバイカー・バー。むさ苦しいヒゲをたくわえ、頭にバンダナを巻いた男どもで、店内は埋め尽くされている。まさに映画『イージー・ライダー』を思い起こさせるシーンだ。ジューク・ボックスにはステッペンウルフの『ワイルドでいこう!』しか入っていない。つまりこの男たちは、できれば関わりたくないタイプの典型的な(しかし年老いた)荒くれバイカーの集団だ。そんな彼らが"いかにもバイカー"的なことに興じる中、突然、仲間の男が、自分たちのバイクの真ん前に、どこかの馬の骨がクルマを横付けした、と憤慨した様子で仲間たちに知らせる。店の常連である彼らは鼻息を荒くして出ていくと、そこにあったのはマットグレーのメルセデスAMG GT ロードスターだった。

このクルマに何かとんでもないことが起こりそうな雰囲気が漂う。すると、隣のガソリンスタンドからフォンダが登場。「イカしたバイクだな」とバイカーたちに声をかけクルマに乗り込み、キーを回さずボタンでエンジンを始動させ、颯爽と走り去ってしまう。バイカーたちは自分たちのヒーローの姿に見とれることしかできない。フォンダがピースサインを出したところでCMは終わる。

悪くない出来だが、特にサプライズがあるわけでもなく、それほど感動を呼び起こすわけでもない。『イージー・ライダー』に関連付けようとした店内の様子があまりにくどかったのと、登場するドライバー以外に、メルセデスとバイク文化を結びつける要素がなかったからだと思われる。おそらくこれはスーパーボウル歴代の傑作CMの中に入ることはないだろう。昨年公開の『ゴーストバスターズ』に出演した女優メリッサ・マッカーシーを起用した起亜のCMの方が面白いかも知れない。




By Joel Stocksdale
翻訳:日本映像翻訳アカデミー