Elio Motors、低燃費3輪車の発売を再び延期 2018年内の市販開始を目指す
Related Gallery:Elio E1c: LA 2016

米国のベンチャー企業Elio Motorsが開発中の"超低燃費"3輪コミューターは、発売に漕ぎ着けるのと資金が尽きるのではどちらが先か、競争状態になっていたが、ここに来て後者の方がリードしているという情報が入ってきた。2009年に設立されたElio Motorsは、今年1月にデトロイトで開催された北米国際オートショーに、最新の開発車両「E1C」を出展したが、資金難にあると見られる同社は、発売を再び延期。来年になる見込みだという。

今月23日、Facebookで「2018年中の市販開始を目指す」と投稿し、この延期について正式に認めた同社だが、当初は2015年にこの3輪自動車を公道に送り出し、ルイジアナの旧GM工場にて製造を開始する予定だった。昨年11月にLAオートショーで初めてこの開発車両を発表したElio Motorsは、今年1月にデトロイトで改良された車両を披露し、インテリアと安全性能がアップグレードされたこと、既に6万台の予約を受けていることなどを発表。多くの人々を魅了するこの3輪自動車の量産に向けて自信を見せていた。

Elio Motorsによれば、この3輪自動車は燃費84mpg(約36km/L)で、価格は7,300ドル(約84万円)を予定しているという。これらの数値が実現可能であるかどうかはともかく、同社の資金面については余裕がなくなってきているようだ。バランスシートを見ると、2016年9月末の時点で保有する現預金の額は10万1,317ドル(約1,200万円)となっているが、これは2015年12月末の687万44ドル(約7億8,700万円)と比べると大きく減っている。そして2016年9月末の出資金については2,476万8,800ドル(約28億4,100万円)であるのに対し、同年の流動負債は3,067万6,809ドル(約35億1,900万円)で、これもまた前年末の2,017万9,989ドル(約23億1,500万円)から莫大に膨らんだ。純損失については、2016年9月末で3,478万7,800ドル(約39億9,000万円)であり、前年末の1,387万3,656ドル(約15億9,200万円)と比較して、こちらもその額を大きく増やしている。


By Danny King
翻訳:日本映像翻訳アカデミー