フォードが2016年通期の決算を発表 メキシコの新工場建設撤回が打撃となるも過去2番目の好業績
フォードは1月26日、2016年通期の決算を発表した。第4四半期の純損失にもかかわらず、フォードにとっては、過去最高の業績を達成した2015年に次ぐ過去2番目の好業績となった。2016年の損失は、会計処理の変更や、メキシコ・サンルイスポトシ州に建設予定だった小型車工場の計画撤回に伴う2億ドル(約230億円)の費用などが原因となっている。

この損失にもかかわらず、約5万6,000人の全米自動車労働組合(UAW)加盟従業員は来たる3月9日、9,000ドル(約100万円)の利益分配の小切手を受け取るという。これは、フォードの2016年における他の多くの指標と同様に前年をわずかに下回るものの、それでも過去2番目に高い利益分配額となる。純利益は46億ドル(約5,290億円)で、2015年より28億ドル(約3,220億円)減少した。2016年の売上高は1,518億ドル(約17兆4,680億円)で、前年より22億ドル(約2,530億円)増加した。

世界市場シェアは、2015年より0.1ポイント減少の7.3%だった。欧州市場では過去最高の、アジア太平洋市場では過去2番目の税引き前利益を計上した。南米市場と中東、アフリカ市場については、不安定な経済や他の外的要因のため税引き前損失を計上した。

フォードは、2017年の業績についても、新興市場への投資やモビリティ・プロジェクトへのさらなる注力の影響により、前年を下回ると予想している。


By Reese Counts
翻訳:日本映像翻訳アカデミー