トランプ米大統領がフォード、ゼネラルモーターズ、フィアット・クライスラーのCEOと雇用やNAFTAについて会談
今月20日に就任式を終えたドナルド・トランプ新米国大統領は24日、雇用や北米自由貿易協定(NAFTA)、減税の可能性について話し合うため、フォードゼネラルモーターズ(GM)フィアット・クライスラー・オートモビルズ(FCA)のCEOと会合を開いた。トランプ大統領は米国の自動車メーカーがメキシコへ雇用を流出させていることを強く批判しており、国外で作られた自動車には高い輸入税を課すと重圧をかけている。また、自動車メーカーが米国内で自動車を生産するよう促すために、NAFTAからの離脱をも辞さない姿勢を見せている。

今回の会合では、自動車産業における雇用を米国に取り戻す方法について話し合われた。NAFTA加盟の下では、米国内外の企業に関わらず、多くの自動車メーカーがコスト削減のため、自動車の生産拠点を米国からメキシコへ移している。会合に先駆け、ホワイトハウス報道官のショーン・スパイサー氏は、トランプ大統領がこの会合および米国へ雇用を取り戻す方法を話し合うことを楽しみにしていると話していた。

米国がNAFTAを離脱することになれば、自動車メーカーには大打撃となる。トランプ大統領は選挙戦活動期間中にフォードのメキシコ工場新設を批判したが、実はFCAとGMもメキシコに工場を持っている。フォードは今月3日、16億ドル(約1822億円)規模のメキシコ工場新設を取りやめ、米国内の既存の施設に7億ドル(約795億円)を投資すると発表した。今年の北米国際オートショーでは暗黙のテーマとして、米国と米国の製造業が掲げられていた。米国がNAFTAにとどまるよう自動車メーカーが働きかけることを期待したい。



By Reese Counts
翻訳:日本映像翻訳アカデミー