アウディが新たなエッチング加工を開発 ボディに好きな図柄を入れることが可能に
トライバル・デザインのステッカーが流行らなくなったのを受けて、アウディはオーナーが愛車にマットでタトゥーのようにデザインをエッチング加工できる新技術を開発した。このエッチング加工は、まず「R8 クーペ」と「R8 スパイダー」で可能となり、今後その他のモデルにも適用されるという。加工は車体が塗装された後に行われる。

エッチング加工のプロセスは比較的シンプルだ。まずは写真にある「Audi Sport」のように、好きなデザインのテンプレートを車体に置き、それから特別なパウダーを使って塗装をサンドブラストし、クリアコートの表面を粗くする。すると艶が消えた部分には、人間の髪の毛の太さよりも細い、千分の数ミリメートルほどの溝ができ、要するに消えることのない写し絵が完成するわけだ。現在、エッチング加工が可能なデザインはサイズが1平方メートル以内のもので、第三者の著作権を侵害していなければ、何でも対応できるというが、おそらく下品な図柄も不可能だと思われる。誰かがその限界に挑むのを待つことにしよう。



このエッチング加工でクールな点は、好きなタイミングで行えることだろう。つまり、新車を注文するときに限らず、クルマを購入した後からでも、あるいは中古車にも、デザインを施すことが可能だ。パウダーが塗装の表面に直接作用するので、ラッピングやステッカーよりも弾力性が高い。現在のところ、この新オプションはR8のサイドブレードのみに限定されるが、将来的にはオーダーメイド・プログラム「Audi exclusive」の一環として、他のモデルにも対応していく予定だ。この新技術は、クルマのリセールバリューには影響を与えるものの、タトゥーのように痛みを伴うことはない。


By Reese Counts
翻訳:日本映像翻訳アカデミー