ファラデー・フューチャー「FF91」の価格は超高額に?
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米国の新興電気自動車(EV)メーカーであるファラデー・フューチャーの「FF91」 は今月、ネバダ州ラスベガスで開催されたCES(国際家電ショー)において、熱狂とほぼ等量の冷笑が向けられる中でデビューを飾った。これまでに報じられた財政難重役の離脱訴訟案件、そしてライブ公開中に発生した技術的な問題を考慮すると、同車の市販化に懐疑的になることは当然だろう。しかし、理論上では驚異的な性能を持つクルマであり、このFF91に詰め込まれた多数のテクノロジーは、将来的に高級コネクテッドEVのベンチマークになる可能性を秘めている(いつか市販化される日が来たらの話だが)。いずれにしても、ファラデー・フューチャーは既にFF91の「優先予約」の受付を開始しており、手付金は5,000ドル(約58万円)とされている。これは、市販化の実現に対する同社の自信を示すものだろうが、肝心の価格についてはまだ発表されていない。

だが、ついにEV関連の情報サイト『Electrek』から価格に関する情報が飛び込んできた。中国メディアの『網易科技』がファラデー・フューチャーを支援しているLeEco社のJia Yueting(賈躍亭)CEOにインタビューを行ったところ、同氏はFF91の価格を「200万元以下」と発言したという。1月23日の為替レートで日本円に換算すると約3,335万円だ。

FF1の登場を報じた際、米国版Autoblogでは「プレミアムカー的な価格になる」と主張していた。"プレミアム"の定義は様々だが、賈氏のインタビューを読む限り、予想よりもう少し高い値段になりそうだ。

しかし、ここで留意が必要なのは、中国における販売価格が約3,335万円という意味であるならば、米国市場での販売価格はほぼ確実にこれを下回るということだ。中国では、輸入税やその他の手数料が付加されるので、輸入車はかなり高額になる。例えば、テスラ「モデルX」の90Dタイプは米国では9万8,800ドル(約1,130万円)からだが、中国での販売価格は換算すると約14万1,000ドル(約1,620万円)となっている。

この計算式に賈氏の発言を当てはめると、FF91の価格は「205,000ドル以下(約2,350万円)」と推定することができる。同車が130kWhのバッテリーパックを搭載した超高速カーであり(バッテリーの値段も車両価格に反映される)、最先端の技術がこれでもかと詰め込まれていることを考えれば...。

うーん、それでもやはりバカ高いのは否めない。



By John Beltz Snyder
翻訳:日本映像翻訳アカデミー