GMが米国へ10億ドルの投資を発表 トラックのアクスル製造もメキシコから国内に移転へ
ゼネラルモーターズ(GM)は今週火曜、新車や先進技術、部品などに関わる米国内の工場に対し10億ドル(約1,145億円)を投資すると発表した。これにより、新規を含む1,500人の雇用維持が見込まれるという。ただし、この投資計画についての詳細は、まだ明かされていない。

GMのメアリー・バーラCEOは声明の中で、「米国の生産拠点が競争力を高めたことで、大幅な投資増加を行えるようになりました。これは米国には雇用の増加を、我々の顧客にはより良い結果をもたらしてくれるでしょう。米国は我々のホーム・マーケットです。我々は従業員や代理店、そして仕入れ先にとって有益となり、株主の利益を高めるためのこれまでの努力を後押しするような成長発展に尽力していきます」とコメントしている。

GMはさらに、フルサイズ・ピックアップのアクスル製造をメキシコ工場からミシガン工場へ移行し、新たに450人を雇用することも明かした。同社によれば、部品業者もメキシコから米国に移り、100人以上の雇用が増加する見込みだという。このデトロイトの自動車メーカーは、2016年には29億ドル(約3,320億円)、2009年から合計で210億ドル(約2.4兆円)以上を米国に投じているという。

今回のGMの発表は、トランプ次期大統領の批判を受けてのことだ。同氏はTwitterで、GMに対しメキシコでの自動車生産を非難しており、今月11日に開かれた記者会見でもGMの名を上げ、他メーカーに続き投資を行うよう促していた。今月に入ってからすでに、フォードやフィアット・クライスラー・オートモービルズ、ヒュンダイが、米国への新たな投資を発表している。トランプ氏がこれまで、米国外で製造したクルマを米国市場で販売するメーカーを繰り返し批判してきたのは事実だ。とはいえ、生産に関わるこういった方針のほとんどは、何年も前から決定していたことだと専門家たちは指摘している。

トランプ氏は、今回の発表同日に早くも、この動きを自らの功績とする2件のツイートを投稿している。


「私が(任期前にして)米国に取り戻した雇用の数、我々の国に呼び戻した新たな自動車生産計画の数...」
ドナルド・J・トランプ(@realDonaldTrump)2017年1月17日




「そして、私が交渉し大幅なコスト削減を実現させた軍事費など、国民は"すごいモノ"を目の当たりにしているはずだ」
ドナルド・J・トランプ(@realDonaldTrump)2017年1月17日


By Greg Migliore
翻訳:日本映像翻訳アカデミー