【ビデオ】この映像を見れば、テスラの新しい「ルーディクラス・プラス」モードの使い方がよく分かる!
ドラッグ・レース情報サイト『Drag Times』でお馴染みのブルックス・ワイズブラット氏が言うように、タイムは非常に重要だ。そして彼も含め、かなりの数のテスラ車オーナーは、無線通信を介してアップデートされた、新しい"イースターエッグ(隠しコマンド)"のルーディクラス・プラスに興奮したことだろう。昨年11月にテスラのイーロン・マスクCEOがツイートしたとおり、このアップデートによってテスラ「モデルS P100D」の0-60mph(約96.6km/h)加速は、2.5秒から2.4秒ちょっとにまで縮めることが可能となった。これを受け、早速ブルックス・ワイズブラット氏がこのコマンドの実行方法と0-60mph加速の実験を、動画で紹介している。

このパフォーマンスを解放するためには、まず、モデルS P100Dあるいは「モデルX P100D」(残念ながらP90Dは対象外)が、最新のファームウェアに更新されている必要がある。ファームウェアを確認するには、コンソールの画面の一番上にあるテスラのロゴをタッチすればいい。2.52.22となっていれば大丈夫だ。次に"設定"メニューを見ると、"Acceleration(加速)"の項目の下にSport(スポーツ)あるいはLudicrous(ルーディクラス)モードのボタンが見つかるはずだ。このLudicrousのボタンを5秒間長押しすると、前回と同様にまるでワープしているようなアニメーションが現れる

次に、画面が切り替わって、「このモードを実行するとモーターやギアボックス、バッテリーの消耗を早める可能性がありますが本当に実行しますか?」という警告が表示される。与えられる選択肢は2つだ。「いいえ、ママを呼びます」あるいは「はい、掛かってきなさい」。もちろん、続けるためには後者を選ぶ。すると、画面には、最大のパワーを発揮するために、バッテリーを温めているという表示が出る。

フルパワーを出せるほどにまでバッテリーが温まり、いよいよ準備が整うと、ダッシュボードのディスプレイ右側にはバッテリーの温度(50℃まで温まっている状態)メーターが表示される。一方、左側にはバッテリー、フロント/リアモーター、縦加速度といったマニア向けの数値が並ぶ。走行中、これらの情報はステアリングの左スポークにあるスクロールボタンで表示させることができる。

次の操作は簡単だ。完全に停止させたら、ローンチモードに切り替えて、アクセルを踏みつける。たったそれだけで、公道で出会いそうなものなら何だって追い抜いていける加速力を得て、あっという間に制限速度に達し、場合によってはそれを超えてしまう。

ワイズブラッド氏によると、このアップデートでは、出力を約25kW(33.5hp)向上させるという。雨が一時止んだ際に、同氏が走行した時には、VBOXデータロガーで2.46秒を記録した。この性能を引き出した時、バッテリーの最高出力は573.1kW(768.54hp)を示していたという。

なお、イーロン・マスクCEOは、この新たなパフォーマンス向上によって、1/4マイル(約402m)を10.6秒で到達できるようになるとツイートしている。そのタイムが可能かどうか、ワイズブラッド氏や他のテスラ車オーナーたちがそのうち実験してくれるに違いない。




By Domenick Yoney
翻訳:日本映像翻訳アカデミー