【北米国際オートショー2017】中国企業のGAC、米国市場向けに3台の新型車を発表
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中国の国有企業である広州汽車集団(GAC)は、米国市場参入への意欲を示しており、北米国際オートショーで自社ブランド「Trumpchi」から3台の新型車を発表した。3台とも全て現在の米国におけるトレンドを押さえている(偶然にも中国でも大きなトレンドとなっている)。さらに同社は、研究開発のための施設を北米に設置する意向も明らかにした。詳細については、数ヵ月後に発表するという。

まず、Trumpchiというブランド名は、ドナルド・トランプ次期大統領が政治的に台頭するよりずっと前から存在している。今回発表されたのは、5人乗りのクロスオーバー「GS7」、プラグインハイブリッドのクロスオーバーコンセプトカー「EnSpirit」、そして電気自動車(EV)「GE3」の3台で、どれも開発ステージが異なっているようだ。スタイリングは3台とも、独自のデザインと他社で見たようなデザインが入り混じっている。不格好ではないが、すごくカッコいいとも言えない。GS7は日産の大型SUV「アルマーダ」を縮めたような感じが少しするし、EnSpiritはテスラ「モデルS」と「モデルX」を何となく思い起こさせる。だが、EnSpiritがモデルXのファルコンウィング・ドアではなく、ファブリック製の格納式ルーフを採用したことは意外に功を奏しており、クロスオーバー、コンバーチブル、そしてセダンを組み合わせたような印象だ。さらに我々が気に入ったのは、後部座席に盆栽が飾られているところだ。


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クロスオーバーのGE3は、米国に投入される可能性が一番高いかもしれない。中国の自動車メーカーが米国市場に参入する際、常に最大のハードルとなるのは、安全性基準、排出ガス基準、そしていっそう厳しくなっている燃費基準である。しかしGE3はEVなので、クリアできる問題もあるだろう。GACによれば、GE3の航続距離は約200マイル(約322km)だという。この小さな電動クロスオーバーに手頃な価格が設定されれば、同社は本当に米国市場に参入できるかもしれない。


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GACは、大衆車の開発や大量生産について経験がないわけではない。同社は米国ではほとんど知られていないが、中国では非常に人気の高いブランドだ。GACは昨年、約38万台のクルマを販売した。また中国では、トヨタホンダフィアット・クライスラー・オートモービルズとの合弁による自動車の生産も行っている。これらの企業のいずれかが、場合によっては米国市場への参入を援助するかもしれない。GAC Automotive Engineering Instituteでデザイン部門を率いるチャン・ファン氏によると、早ければ2018年に米国にクルマを投入できるという。競うのは良いことだが、ディーラーの販売ネットワーク無しにそんなに早々と米国市場で戦うのはかなり厳しいだろう。同社の新たな研究開発施設の設置について、続報を待ちたい。


By Reese Counts
翻訳:日本映像翻訳アカデミー