トヨタ、新型「プリウスC」に衝突回避支援パッケージを標準装備として追加
安全を最優先すれば、販売台数は自ずとついてくる。そう願っているであろうトヨタは、コンパクト・ハイブリッド「プリウスC」(日本名:「アクア」)の2017年モデルに標準装備される安全機能の詳細を米国で発表した。

その安全機能とは、トヨタの衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense C」で、2017年型プリウスC全車に標準装備となる。このパッケージには、先行車へ追突しそうになった際に作動する自動ブレーキ機能(プリクラッシュセーフティシステム)や、道路上の黄線や白線をセンサーが認識して車線逸脱を防ぐ機能(レーンディパーチャーアラート)が含まれる。さらに夜間運転時にハイビームとロービームを自動で切り替える機能(オートマチックハイビーム)も備わる。9つのエアバッグと横滑り防止装置も標準装備だ。

トヨタは、これらの安全性向上に加えて、デザインを変更したリアバンパーやサイドロッカーパネル、真っ黒なリアスポイラーといったスタイリングの変更もプリウスCに施した。だが、これらを改善したところで、同車の最高出力が99hp(なのにトラクションコントロールが標準装備に含まれているというのもおかしな話だ)であることをクルマ好きな人達が忘れることはないだろうが、少なくとも見た目は多少スポーティになるだろう。

安全機能と外見がアップデートされたことで、既に十分評価されていた同車の環境性能もさらに注目を浴びるだろう。昨年1月に米国エネルギー効率経済協議会(ACEEE)が選んだ米国で「最もグリーン」なクルマの中で、プリウスCは8位(「プリウス」は9位)だった。なお、米国環境保護庁(EPA)による2017年型プリウスCの燃費は、混合モードで46mpg(約19.5km/L)となっている。

トヨタは、今回の変更がこのコンパクトハイブリッドの売り上げを促進してくれることに期待を寄せている。昨年、米国市場でのプリウスCの販売台数は約2万台で、前年比で約47%も下落した。同市場でこのモデルが最も高い売り上げを記録したのは、2013年の4万2,000台だった。


By Danny King
翻訳:日本映像翻訳アカデミー