映画『トリプルX』に登場する1967年型ポンティアック「GTO」をレンタルしよう!
クルマをレンタルする際の手続きは少々面倒だったり、あるいは「本社に電話してお前をクビにしてやる」とクレームをつけたくなったりする。率直に言うと最悪なのだが、他には選択肢がないこともある。そこで今回ご紹介するのは、借りたい人と貸したい人を直接結びつけるサービス、いわゆるピアツーピア(Peer To Peer/P2P)・カーシェアリング・ネットワークを創り出した「Turo」だ。自宅や空き部屋を短期間だけ、仲介業者なしで旅行者などに貸し出せるサービス「Airbnb(エアビーアンドビー)」のクルマ版である。Airbnb同様、Turoが提供する品質とクルマの種類は場所によって異なる。例えば来週、米国アリゾナ州ツーソンに行く予定があるなら、映画『トリプルX』シリーズの最新作『XxX: The Return of Xander Cage(邦題:xXx<トリプルX>:再起動)』の公開前に、1967年型ポンティアック「GTO」コンバーチブルをレンタルしてみてはいかがだろう?

宣伝やマーケティングの話は別にして、これはオリジナルのマッスルカーを運転するいい機会だ。これが本物のGTOなのか。それとも単なる「テンペスト」なのかは分からないが、それはもはや問題ではない。古いクルマは、ドライバーが望む通りに走ることなんてまず期待できない。だから見た目とエンジン音さえ良ければいいのだ。Turoによると、同車のオーナーは『トリプルX』シリーズの主演を務めるヴィン・ディーゼルの役名、ザンダー・ケイジと同じザンダー・Cというらしい。このGTOは、2002年公開の第1作で使用されたモデルで、写真で見る限りは映画に登場した他のクルマよりも状態が良さそうだ。

エクステリアの大部分はノーマルで、ライト、ホイール、エキゾースト、トリムにわずかな改造が見られる。独創的なフードスクープが加えられており、クルマの詳細を記した説明文には火を噴き出すと書いてあるが、ボンネットの下にどんなモノが積まれているのか記載がないため、このフードスクープが実際に空気を取り込む機能を果たすかどうかは不明だ。だが、ハイオク・ガソリンを入れるよう書かれているので、高圧縮のV8エンジンの一種である可能性は高い。

インテリアはと言うと、米国の大手カー用品店「オートゾーン」のアクセサリー・コーナーに押し入ったかのようなダッシュボードに、たくさんのゲージ、ダイヤル、トグルスイッチ、ディスプレイ等が取り付けられている。なお、説明によると「Goat」の愛称を持つこのGTOの座席の下には、ロケットランチャーと武器の隠し場所があるという。

1日あたり999ドル(約11万円)のレンタル代は安くないが、ロサンゼルスやニューヨークで高級車を1日借りるよりお金は掛からない。あなたがツーソンに行かない、もしくは金額に納得いかない場合、Turoには他にも速いクルマを集めた「the Adrenaline Collection(アドレナリン・コレクション)」と呼ばれるリストがある。大げさな名前だが、クルマのラインナップはかなり堅実だ。ざっと見たところ、2015年型ランボルギーニ「ウラカン」、2001年型フェラーリ「360スパイダー」、1969年型ジャガー「Eタイプ」などがある。登録リストにはどんどんクルマが追加されているので、人気が集まれば、将来的にはもっとクールなクルマが見つかるかもしれない。


By Reese Counts
翻訳:日本映像翻訳アカデミー