ポルシェ、「911」シリーズに5タイプの「GTS」を追加
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現在、ポルシェの「911」シリーズには16種類のモデルが存在する。既に十分な数だが、「さらに5モデル
くらい増やしてもいいんじゃないか?」と思ったらしく、ポルシェは北米国際オートショーに参加していないにも拘わらず、その開催初日となる1月8日に新しい5種類の「GTS」を発表した。その内訳は、クーペで後輪駆動の「911カレラ GTS」、その4輪駆動版の「911カレラ4 GTS」、後輪駆動でソフトトップの「911カレラ GTS カブリオレ」、その4輪駆動版の「911カレラ4 GTS カブリオレ」、そして電動開閉式ルーフを備える「911タルガ4 GTS」だ(タルガは4輪駆動のみ)。いずれも同仕様の「カレラ」や「カレラS」より性能が引き上げられている。

911 Targa 4 GTS, 911 Carrera 4 GTS Cabriolet und 911 Carrera 4 GTS

新型GTSでは、3.0リッター水平対向6気筒エンジンのターボチャージャーが大型化され、最高出力450ps/6,500rpmと最大トルク550Nm/2,150〜5,000 rpmを発揮。現行のカレラSを30ps、先代GTSを20ps上回る。最大トルクはカレラSより50Nm、自然吸気エンジンを搭載していた先代GTSと比べると110Nmも向上している。トランスミッションは米国では7速マニュアルと7速「PDK(ポルシェ・ドッペルクップルング)」から選べるが、日本仕様は7速PDKのみの設定となる。

また、全てのGTSモデルはポルシェ・アクティブサスペンション・マネージメントシステム(PASM)が標準装備となり、車高がカレラやカレラSより10mm低くなる。911カレラ GTSクーペはスポーツ・シャシーとなるため、標準仕様と比べるとさらに10mm低い。

911 Targa 4 GTS

また、GTSは後輪駆動モデルも含め、全車に4輪駆動モデルと同じワイド・ボディが採用される。専用デザインのフロントエプロンは空力面が最適化されており、低められたフロントスポイラーとより高くせり出すリアスポイラーを組み合わせることで、カレラSより前後のリフトが低減されているという。リア周りには、スモーク処理が施されたテールライト、シルクグロスブラックに塗られたインテークグリル、中央部に配置されたスポーツエクゾーストシステムの黒いツインテールパイプなどを採用し、後輪駆動モデルは左右のテールライトをブラックのトリムがつなぐ。横から見ると、スポーツデザインのドアミラー、シルクグロスブラックに塗られたセンターロック式20インチ・ホイールを装着するほか、タルガのトレードマークであるロールバーは、サテンシルバーではなく初めてブラックでペイントされた。GTSの中でも特に違いが顕著に表れるモデルだろう。

Interieur 911 Carrera 4 GTS Cabriolet911 Targa 4 GTS

インテリアでは、4方向に電動調整可能なスポーツシート プラスが標準装備(もちろん、ヘッドレストにGTSのロゴ入り)となり、ステアリング・ホイールのリムやセンターコンソール・ボックス、アームレストなどにアルカンタラが多用されている。インストゥルメントパネルには、目の粗い黒の酸化コート処理が施されたアルミパネルが用いられ、ダッシュボード中央にスポーツクロノパッケージのストップウォッチを装備。「ポルシェ トラックプレシジョン」アプリもGTSに合わせて進化し、ドライビングデータの自動記録や詳細データの表示、分析などがスマートフォンによって可能となった。

日本では2月9日に予約受注が開始となり、消費税込み価格は911カレラ GTSが1,750万円、911カレラ4 GTSが1,850万円、911カレラ GTS カブリオレが2,016万円、911カレラ4 GTS カブリオレが2,116万円、911 タルガ4 GTSが2,116万円となっている。発売は3月の予定だ。





By James Riswick
翻訳:日本映像翻訳アカデミー