新型「フォードGT」、燃費は先代やライバル達に劣ることが明らかに
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自動車は時代が進むに連れてあらゆる面が良くなる傾向にあるが、例外もある。新型「フォード GT」の最高出力は先代より50hpもアップしているので、そのパフォーマンスは間違いなく先代に勝ると言われているが、燃費に関してはまったく改善されていないようだ。米国環境保護庁(EPA)によると、新型GTの燃費は、市街地と高速道路を合わせた複合で14mpg(約5.9km/L)、市街地のみでは11mpg(約4.7km/L)、高速道路だけなら18mpg(約7.6km/L)だったという。

12年前に登場した先代の2005年型GTと比較すると、複合については全く同じ数値で、市街地と高速道路を単独で走行した場合は、それぞれ1mpg(約0.4km/L)ずつ悪化しているという結果になった。新型GTの燃費値は、2,600ドル(約30万円)のGas Guzzler Tax(燃料多消費車税)の対象となることも示している。しかしこの税額は増減する可能性がある。政府が使用しているのは未補正の数値で、ウィンドウ・ステッカー(Monroney stickers)に記載されるEPAの数値とは異なるからだ。

新型フォード GTは、ミドエンジンのライバル車と比べても燃費は良くないようだ。マクラーレン「570S クーペ」フェラーリ「488 GTB」ランボルギーニ「ウラカン」は、すべての燃費性能で新型GTを上回っている。3台とも高速道路走行時の燃費は20mpg(約8.5km/L)を超えており、ウラカンの後輪駆動モデルが21mpg(約8.9km/L)、488 GTBは22mpg(約9.4km/L)、そして570Sはそれらをさらに凌ぐ23mpg(約9.8km/L)を記録している。市街地の燃費もこの順位は変わらず、570Sが16mpg(約6.8km/L)、488 GTBが15mpg(約6.4km/L)、ウラカンは14mpg(約5.9km/L)となっている。ちなみに、各車が搭載しているエンジンは、ウラカンが自然吸気V型10気筒、570Sと488 GTBはV型8気筒ターボ、そして新型フォード GTは排気量もシリンダー数もこれらの中で最も少ない3.5リッターV型6気筒ターボである。

とは言っても、これらのクルマを実際に購入する人は、誰も燃費など気にしないだろう。パフォーマンスとカッコ良さを重視して作られたクルマであり、ガソリンを節約して走るように作られたものではないのだから。



By Joel Stocksdale
翻訳:日本映像翻訳アカデミー