【北米国際オートショー2017】アウディ、クーペとSUVを融合させた「Q8」コンセプトを発表
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アウディ北米国際オートショー2017で「Q8コンセプト」を発表した。これは我々の予想した通り、大型SUV「Q7」に、枠なしのサイドウィンドウと特大グリル、そしてスタイリッシュで"クーペのような"ルーフラインを備えたようなクルマで、BMWが誇るラグジュアリーSUV「X6」やメルセデス・ベンツ「GLEクーペ」に対抗するために、間違いなく市販化されるであろうモデルを誇張したコンセプト・モデルだ。

ドイツの自動車メーカーたちは「クーペ」という言葉を拡大解釈してこの種のSUVに用いているが、厳密に言えばクーペではない。アウディはこのQ8コンセプトについて「SUVならではの広い室内と、クーペのエモーショナルなスタイリングを巧みに融合」したと主張している。全長は5,020mmと、現行モデルのQ7より50mmほど短いが、ホイールベースはほぼ同じ3mとなっている。基本的なプロポーションはすぐにでも量産できそうだ。

DrivetrainDrivetrain - hybrid components
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ドライブトレインも同じように現実味がある。3.0リッターV型6気筒「TFSI」エンジンと17.9kWhのリチウムイオン・バッテリー、そして8速オートマチック・トランスミッションに統合された1基の電気モーターを組み合わせたプラグイン・ハイブリッドで、V6ガソリン・エンジンが最高出力333ps、最大トルク51.0kgmを発生し、これに電気モーターによる100kW(136ps)の出力と、330Nm(約33.6kgm)のトルクが加わる。システム合計では最高出力330kW(約448.7ps)、最大トルク700Nm(約71.4kgm)にもなるという。

市販化される可能性が極めて高いとは言え、現時点ではコンセプトであるため航続距離についても理論値となるが、アウディの発表によると電気モーターのみで60km、エンジンも合わせると1,000kmもの長距離を航続できるという。アダプティブ・エアサスペンションによって乗り心地も快適なものになるだろう。

Interior

車内は4人乗りで、3列目シートやリアシートの中央座席がない最近の流行に則った仕様となっている。キャビンはアウディらしく洗練されていてモダンな印象だが、少々やり過ぎ感もある。市販モデルでは若干トーンダウンされることが予想されるが、未来的な最新テクノロジーも搭載されている。その1つが、「アウディバーチャルコクピットとインテリジェントなAR(拡張現実)テクノロジーによって現実世界に仮想インジケーターを融合した」というコンタクトアナログ式ヘッドアップディスプレイだ。これは例えば、仮想のナビゲーションの矢印が、実際の路上に置かれているかのように表示されるという。

2018年にはこのコンセプトカーをベースにした量産モデルが市場に導入される予定だ。





By Alex Kierstein
翻訳:日本映像翻訳アカデミー