マクラーレン、次世代型「スーパー・シリーズ」用に新開発されたカーボンファイバー製シャシーを公開
マクラーレン・オートモーティブは4日、「スーパー・シリーズ」と呼ばれる「650S」の後継モデルを3月のジュネーブ・モーターショーで発表すると予告。まずはそのカーボンファイバー製シャシーの写真を公開した。

現行モデルの650Sに使用されているタブ型の「モノセル」と異なり、この「モノケージ II」と名付けられた新型シャシーは、"ケージ"という言葉が表す通り、キャビン周りのセンター・モノコックにカーボンファイバー製のピラーが組み付けられた構造となっていることが分かる。これを採用する新型スーパーカーの乾燥重量(走行に必要な液体や油脂類を含まない状態の重量)は1,283kgと、同等装備の650Sより18kgほど軽量で、剛性は遥かに高く、重心も下がることで運動性能が向上するという。さらにドアの開口部はよりワイドでサイドシルが低いため、乗降性や居住性も改善されるそうだ。また、特にAピラーの表面に、いわゆる化粧カーボンが貼られていることから分かるように、車内からこの部分のカーボンファイバーが見えるような「ヴィジブル・モノケージ」オプションも用意されるという。

「スーパー・シリーズはマクラーレンのビジネスにおける中核であり、究極的なパフォーマンスと、高級な工芸、そして比類ないほど情熱的な運転感覚をブレンドしたマクラーレンの中心的モデルです。今回がその初めてのモデルチェンジとなり、新型スーパー・シリーズは、我々のブランドとスーパーカー・セグメントの双方において、革命的に跳躍するマクラーレンの開拓精神を完璧に具現化したものになるでしょう」と、マクラーレン・オートモーティブのマイク・フルイットCEOは語る。

この新たなカーボンファイバー製モノコックを採用する新型モデルは、3月7日に開幕するジュネーブ・モーターショーで公開される予定だ。マクラーレンは昨年の同ショーで、2020年までに全部で15モデルの新型車種を市場に投入するという「トラック22」と呼ばれる事業計画を発表たが、新スーパー・シリーズはその最初のモデルとなる。

噂によると、ジュネーブで発表される新モデルは「720S」と名付けられ、最高出力はその名前の通り、720psほどになると言われている。この出力向上を実現するため、モノセル・シャシーと同様に2011年の「MP4-12C」以来使われ続けて来たV型8気筒ツインターボ・エンジンも、今回は大幅に刷新されるというのが大方の予想だ。

ジュネーブ・モーターショーの開幕まであと2ヶ月。我々を焦らすのが好きなマクラーレンのことだから、今回のシャシーに続いてそれまでの間に他の情報も小出しにされると思われる。とりあえず続報を待つことにしよう。