【ビデオ】ロンドンの交通渋滞を緩和するために考案された、ベルトコンベヤー式の地下トンネル「CarTube」
何千台ものクルマ運べる迷路のような巨大ベルトコンベアを建設するのと、世界で最も過密した都市の1つにトンネルを張り巡らせるのでは、どちらがより費用がかかるのか我々には分からない。しかし、交通渋滞を減らして都市の緑地帯を拡大するために、英国ロンドンに拠点を置くPLP Architectureが構想を練っているCarTubeというアイデアが実現すれば、その答えが出るだろう。いずれにしても、たくさんのポンドがとても大きな穴に注ぎ込まれるようだ。米国ボストンの"Big Dig"(渋滞を緩和するために高速道路を地下化したプロジェクト)も、まあ確かにビッグだったが。

そのコンセプトを3分間のビデオで示したPLP Architectureは、CarTubeを「自動運転化された電気自動車と大量輸送という2種類の輸送形式を融合したもの」と称している。環境問題専門サイト『Treehugger』によると、同社ではこのようなクルマの流れを作れば、定期的に到着する電車などの鉄道システムよりも効率的に人を輸送することができると、容量の大きさを強調しているという。

このCarTubeでは、自動運転が取り入れられているだけでなく、エンジンの代わりにベルトコンベアによってクルマが動くので、さらなる緑化効果もある。ここでもう一度、地下鉄のトンネルや古くからの下水管路の周りを掘って、世界中の空港で見られるような人々を輸送するシステムを作ると考えてみて欲しい。そして80km/hの速度で大量のクルマを運ぶ様子を想像してみて欲しい。考え直す必要などないだろう。

ロンドンは昔からビッグベンやテムズ川で知られているが、かなりの交通渋滞があることでも有名だ。実際、ロンドンではこの渋滞に対応するため、2003年から市の中心部に車両を乗り入れるドライバーに"渋滞税"を課している。しかし報告書によると、この課税制度が導入されてから5年間は、望ましい目標が達成できていなかったという。



By Danny King
翻訳:日本映像翻訳アカデミー