米国版Autoblogの編集者たちが、2016年に購入した自分のクルマをご紹介!
詰まるところ、Autoblogのスタッフというのはクルマが大好きな男女の集まりだ。しかし、多くの人と違って、我々は米国で販売されるほとんどの新車に取材等で長時間の試乗をすることが許される。だから当然かもしれないが「あなたはどんなクルマに乗っているの?」とよく訊かれることがある。

そのことを念頭に置いて、2016年に米国版Autoblog編集者が自分のために購入したクルマの一部をご紹介しようと思う。ご存じのように、自動車に対する好みは人によって様々で、さらに率直に言うと我々のそれはちょっと変わっている。どう変わっているのかは本稿で確かめてみてほしい。

米国版Autoblog編集者が2016年に購入したクルマをご紹介!
1975年型フォルクスワーゲン「キャンパー・バン」:Jeremy Korzeniewski(コンシューマー・エディター)
私は古い空冷式のフォルクスワーゲン車に目がない。母の1966年型「ビートル コンバーチブル」には懐かしい思い出があるし、私が最初に購入したのも「カルマン・ギア」だった。しかし今年までバンを所有したことはなかった。

この1975年型「タイプ2」は、Safare(Safariではない)という米国カリフォルニア州の会社によってハイトップに改造された車両だ。車内の設備はちゃんと作動するし、オールド・ブルーのボディに搭載されたオリジナルの水平対向4気筒エンジンも素晴らしい音を奏でる。もちろん問題がないわけではない。インテリアはこの冬、取り外して修復し、再仕上げする予定だ。とはいえ、これはもはや私のクルマだ。来年の夏、このクルマに妻と乗って思い出を作るのが待ち遠しい。



1991年型ホンダ「ビート」:Michael Austin(編集長)
色々な理由から、私は1991年型ホンダ「ビート」を購入した。一番大きな理由は、私が奇妙かつ難解なクルマが好きで、日本の軽自動車にちょっと興味を持っていたからだ。生産されてから25年が経ち、最近法的にも輸入が認められたおかげで、ビートはその控え目な価格以上に価値のあるクルマになった。しかし私がこのクルマに魅了されたのは、希少性よりも、エキゾチックなミドシップエンジンのレイアウトや多連スロットルといったその特異性だ。この強力な3気筒エンジンは、正確に言うと、最高出力64psを発揮する。

笑いたければ笑うがいい。だが、ビートは他のクルマに遅れることなくちゃんと走る。ただ、アクセルを常に踏み込んで高回転までエンジンを回す必要があるだけだ(筆者のクルマは燃料カット設定が工場出荷時の8,500rpmから9,000rpmに改造されていると思われる)。この話題について、筆者は一言いいたい。通学路をアクセル全開で走れるクルマが他にどれだけあるというのか? 私は「ダッジ・チャレンジャー SRT ヘルキャット」を運転するとき、無鉄砲で危険極まりないスピードに到達するまでの3秒間、タイヤがグリップを失わないように必死だ。しかし、ビートなら50mph(約80km/h)に達する前に5つのギアを全て使える。つまり、64馬力の方が707馬力より楽しい時もあるということだ。というわけで、ビートは自動車界における最高のミニマリストであり、私はこのクルマを愛してやまない。



1999年型メルセデス・ベンツ「C43 AMG」:Reese Counts(協力編集者)
今年、私は祖父が所有していた美しいシルバーの1999年型メルセデス・ベンツ「C43 AMG」を買い取った。端的に言って、今はこのクルマに夢中だ。祖父が数年前に購入して以来、私はこのクルマが欲しくてたまらなかった。祖父は2015年12月に他界したが、私はこのクルマを家族の元に残すことに決めた。私がクルマに情熱を抱くようになったのはこの祖父と父親のおかげであり、2人の影響がなければ、自分はこの記事を書いていなかっただろう。祖父のお気に入りだった最後のクルマを手元に置いておけるのは幸運だ。

去る9月にこのクルマを手に入れたとき、走行距離は6万マイル(約9万6,560km)に満たなかった。3年間の生産期間中に製造された1,425台のうちの1台で、C43はメルセデスとAMGが初めて共同で開発したモデルの1つだ。このクルマはロケットではないが、かと言ってノロマでもない。4.3リッターV型8気筒3バルブSOHCエンジンは最高出力302hp、最大トルク41.8kgmを発揮し、スロットルを全開にすると"ブリッツククリーク"(かつてドイツ国防軍が得意とした電撃戦)のような音がする。個人的には、メルセデスがデザインしたモデルの中で、特にAMGのモノブロックホイールを採用した最高のクルマだと思う。私の贔屓目かもしれないが。


By Autoblog Staff
翻訳:日本映像翻訳アカデミー