5速MTを装備した最終世代の1999年型「マーキュリー クーガー」を廃車置場で発見
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1967年から1997年型までの「マーキュリー クーガー」は、フォードの「マスタング」や「トリノ」、「サンダーバード」といったモデルをベースに少しだけ高額な価格を付けたバッジ・エンジニアリング車だった。しかし、1年の空白期間をおいて1999年モデルとして復活したその最後の世代では、クーガーは兄弟車を持たない独自のモデルとして市場に投入された。1999年から2002年型のクーガーは、ユニークな見た目のボディにそれなりにパワフルな125hpの2.0リッター直列4気筒または170hpの2.5リッターV型6気筒エンジンを搭載した前輪駆動のクーペで、販売された多くの車両が5速マニュアル・トランスミッションを装備していた。写真の99年型は、筆者が少し前にデンバーの廃車置場で見付けた1台だ。


このクルマには、いくつかカスタマイズされた形跡が見てとれる。テールライトのカバーは周囲が白く塗られ、リアのクォーター・ウィンドウには最後のオーナーが愛情を持ってこのクルマに付けたと思われる「BROOTAL」という名前のステッカーが貼られている。


この名前がBlack Uhuru(ブラック・ウフル)のアルバム『Brutal』と関係あるのかどうかは知る術もないが、はっきりと見て分かるのは、このクルマが事故で、少なくとも横転したことによって生涯を終えたということだ。


筆者はレモン24時間レース(500ドル以下の超低予算で仕上げたクルマを使って競い合うレース)で、この世代のクーガーを何台か見たことがあるが、後輪駆動の「Fox」や「MN12」プラットフォームを使った世代のクーガーよりも、ずっと良い走りをしていた。



事故に遭う前に愛情を掛けてカスタマイズされたクルマを今になって見るのは悲しいものだが、少なくとも1999〜2002年型クーガーの交換用マニュアル・トランスミッションを探している人にとって、このクルマは価値があるに違いない。


By Murilee Martin
翻訳:日本映像翻訳アカデミー