ホンダとWaymo(ウェイモ)が、自動運転技術の共同研究に向けた検討を開始
Waymo(ウェイモ)にとって12月は慌ただしい時期だったに違いない。当初はGoogleが、そして最近までAlphabet社が進めてきた自動運転車プロジェクトを引き継いだWaymoは、"ムーンショット(月探査ロケットの打ち上げ)"に重点を置くAlphabetの研究開発部門Xから独立したスピンアウト企業として発表されたばかりだ。同社は今後、自動運転車を自社開発するのではなく、自動車メーカーとの連携に力を入れていくという。まずはフィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)が、Waymoの自動運転プロジェクトのために改造された100台のクライスラー「パシフィカ ハイブリッド」を提供することが発表されたが、さらにWaymoでは他の自動車メーカーとも提携を拡げるようで、次に組む可能性があるのはホンダになるというニュースが入ってきた。


誤解のないように説明を加えると、両社は"資本提携"するのではなく、Waymoの自動運転技術をホンダの車両に搭載するするという件について話し合っている段階らしい。現時点ではホンダから告知されたに過ぎない今回の発表だが、これが上手く進めば、日米のホンダ技術者とWaymoのチームが、カリフォルニア州マウンテンビューやミシガン州ノバイで共同研究を行うことになる。当面の目標は、Waymoの完全自動運転機能を実現するセンサーやソフトウェア、車載コンピューターなどを、ホンダの提供する車両へと搭載すること、と発表されている。

数日前にWaymoとフィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)との連携が明らかになったばかりであることから分かるように、ホンダとの提携関係も独占的なものではない。22日に発表されたプレスリリースで、ホンダは「完全自動運転の実用化を目指すWaymo社と共同研究を行うことで、ホンダが従来より行っている自動運転技術に加え、完全自動運転の領域を広げ異なる技術アプローチを探求していく」と述べている。Waymoの技術を搭載したホンダの自動運転車は今後、米国4都市を拠点とした公道実証実験を行うことになるだろう。なお、ホンダは以前から、2020年頃を目処に高速道路における自動運転の実用化を目指している。


By Reese Counts
翻訳:日本映像翻訳アカデミー