テスラ、充電施設スーパーチャージャーに超過時間料金制度を導入へ
テスラモーターズのスーパーチャージャーを宣伝する今までの投稿を見返してみると、"どれだけ簡単になるか見て欲しい"といった姿勢が多く見られる。2013年から、その流れはあるが、例えばこんな感じだ。

スーパーチャージャーは、都市間を移動するために設計されています。電気自動車「Model S」のドライバーは3時間程運転し、ランチを食べたり、ソーダやコーヒーを飲んだりするために20~30分の休憩を取り、その間に充電したクルマで再びドライブに戻れるのです。しかも充電は無料です。

非常に簡単と言えるだろう。だがそれも、今までの話だ。近いうちにトイレ休憩の間にも、少し時間を気にする必要がでてくるだろう。テスラは先日、電気自動車の充電が完了すると作動する、1分ごとの「スーパーチャージャー 超過時間料金」を新たに導入すると発表した。厳密には、この料金は一時的なものだという。プレスリリースでは、「将来的には、充電完了後に車が自動で移動するようになることで、ネットワーク効率とカスタマー・エクスペリエンスのさらなる向上を目指します。しかし、それが実現するまで、充電完了後はドライバーご自身で車両を速やかに充電スペースから移動していただくようお願いします。ガソリンスタンドで給油完了後も給油スペースに車両を置いておくことがないのと同様に、スーパーチャージャーでも同じマナーが求められます」と述べている。非常に簡単なことだ。

テスラのイーロン・マスクCEOは今月11日、スーパーチャージャーの制度を悪用する人々に対し「行動を起こす」と話していたが、その詳細が今明らかになったということだ。「モデルS」や「モデルX」の充電が完了すると、時計が動き始め、1分毎に40セント課金される(日本では43円)。アプリから充電終了のアラートが届いてから5分以内にクルマを動かせば、それまでの料金は免除される。充電完了後は速やかに車両を移動するよう促すテスラの新しい方針に違反して、超過時間料金が発生してもその場で料金を払う必要はないが、登録されているクレジットカードに請求されるか、サービスセンターから請求されることになる。この料金は、購入時期に関わらず全てのテスラ車に適用される。また、当初は近くのスーパーチャージャーが空いていた場合でも課金されるとしていたが、マスク氏はこの点を変更すると新たにツイートしている。 スタンドのほとんどが使用中の場合のみ料金を払う、というように修正するつもりだ。基本的に空いている敷地であれば、クルマを停めていても問題ない。
イーロン・マスク(@elonmusk)2016年12月17日

皮肉なことに、テスラはいくつかのスーパーチャージャー・ステーションに併設されている施設として、映画館を挙げている。同社がドライバーは予告編を見るためだけに立ち寄ると予想しているのでない限り、このルールはすぐに取り消されるだろう。


By Sebastian Blanco
翻訳:日本映像翻訳アカデミー