2016年に米国で最も売れたクルマのトップ10
2016年の新車販売台数が確定するまであとわずかだが、今年は新車の売れ行きが好調だった。ガソリン価格の安さや自動車ローンの組みやすさ、そして全体的に消費意欲が高いことが、自動車メーカーが何百万台ものクルマをショールームから米国中の道路へと送り出す後押しとなった。


過去30年間の流れをよく見てきた方なら、2016年に米国で最も売れたクルマがどんなラインアップになるか、既にお分かりだろう。しかし、いくつかのサプライズがあるかもしれない。

2016年はまだ終わっていないため、最終的な販売台数はまだ分かっていない。しかし、12ヶ月のうち11ヶ月の販売結果は出ているので、順位はほぼ決まったと言える。それでは早速、その上位10台をご覧いただこう。


第1位:フォード「Fシリーズ」
驚きのない結果だ。フォード「Fシリーズ」のラインナップには、「F-150」の他にもより屈強な「スーパーデューティ」などの兄弟車が存在し、米国では現在でも一番売れているクルマである。2位とは20万台以上もの大差がついた。


第2位:シボレー「シルバラード」
こちらも予想がつく結果だ。フォード「Fシリーズ」に対してシボレー「シルバラード」が2位というのは長年馴染んだ通り。だが、シボレーは2016年にフルサイズのピックアップ・トラックを50万台以上売り上げる好結果を出している。

ゼネラルモーターズ(GM)では他にも、機械部品の大部分をシルバラードと共有するピックアップ・トラックを、GMC「シエラ」のラインとして販売している。こちらの販売台数も合計すると、GMのピックアップ・トラックはフォードのライバル車と互角に渡り合うことができる。


第3位:ラム ピックアップ・トラック
ラムはフィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)傘下の独立したブランドだ。ラムの大半の売り上げはフルサイズのピックアップ・トラックで、「1500」から始まりヘビーデューティーな「2500」「3500」と揃っている。FCAのラムは過去数年間に渡って売り上げ台数3位を記録してきたが、2016年も引き続き同じ結果となっている。


第4位:トヨタ「カムリ」
1位から3位までは米国の大きなピックアップ・トラックが占めているが、4位以降には日本車のセダンやクロスオーバーがランクインしてくる。米国で一番売れたセダンは、ここ数年ずっと変わらずトヨタ「カムリ」だ。

ただし、2016年のカムリの売上げは減少傾向にある。11月までの販売台数は約35万5,000台で、前年比では約10%減となっている。これは消費者の好みが変わってきているためで、米国ではクロスオーバーがファミリーカーとして人気を集めているからだ。


第5位:トヨタ「カローラ」
トヨタ「カムリ」のすぐ後に迫るのは、同じトヨタの「カローラ」だ。これまでサイオン・ブランドで販売されていた「iM」など、いくつかのモデルが今年はカローラのラインナップに併合された


第6位:ホンダ「シビック」
シビック」は2016年にホンダの最も売れた車種となる可能性が非常に高い。しかし、これも2017年には変わるだろう。最近ではより多くのユーザーが、小型セダンやハッチバックよりも小型クロスオーバーを選ぶ傾向にあるからだ。その根拠は7位以降をご覧になれば一目瞭然である。


第7位:ホンダ「CR-V」
2016年11月にホンダは2万5,758台の「CR-V」を販売した。この数字は、シビックの販売台数2万5,303台を少し上回る。だが、その中には刷新された2017年型モデルは入っておらず、新型モデルは今まさにディーラーに並び始めたところだ。来年はCR-Vがシビックを追い抜くことが予想される。


第8位:トヨタ「RAV4」
トヨタ「RAV4」は、米国にコンパクト・クロスオーバーというセグメントをもたらした1台と言われている。それ以来ずっと人気が非常に高く、今年はトヨタで3番目に売れたモデル、全体では8番目に売れたモデルとなった。


第9位:ホンダ「アコード」
米国で最も売れたクルマのリストで、クロスオーバーの集団に割って入ったのが第9位のホンダ「アコード」だ。来年もホンダ車の中ではCR-V、シビックに続く3位の位置を維持すると予想される。


第10位:日産「ローグ」
米国で最も売れたクルマの第10位もクロスオーバーだと聞いたら驚くだろうか? 多くの顧客が日産の他のモデルではなく、「ローグ」を選んだ。ただし、ミッドサイズ・セダンの「アルティマ」もローグに迫る勢いだった。


以上が米国で2016年に最も売れたクルマ10台だ。ご覧のようにトレンドはピックアップ・トラックやユーティリティ・ビークルで、ほとんどのメーカーのラインアップにおいて小型セダンを上回っている。2017年も同じような傾向が続くだろう。


By Autoblog
翻訳:日本映像翻訳アカデミー