FCAがクライスラー「パシフィカ ハイブリッド」をベースにしたGoogleの自動運転車を公開
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当面の間、これがGoogleの自動運転プロジェクトで使われるクルマとなる。フィアット・クライスラー・オートモビルズ(FCA)は100台のクライスラーパシフィカ ハイブリッド」を、Googleが自動運転技術開発部門として新たに設立した子会社「Waymo(ウェイモ)」へ提供すると発表した。FCAによると、これらのパシフィカはWaymoの自動運転技術を搭載し、来年早々に公道での試験走行が開始されるという。車体にはセンサーやテレマティクスなどが装備され、自動運転車として最適に機能するように、パワートレインや電気系統にも変更が施される。

あのジュラシック・パークでフォード「エクスプローラー」が使用されていたのと同様、今回の取り組みではクルマを完全にゼロから作るのではなく、既存のミニバンをベースにすることによって、プロジェクトの進展は加速することになるだろう。Waymoのジョン・クラフチックCEOによると、FCAの商品開発及び製造チームが大きく貢献しているそうで、「彼らは仕事の進め方が速く、プロジェクトの立ち上げからわずか6ヶ月という短期間で、車両を完全に組み上げることができた」と語っている。現在はカリフォルニア州にあるWaymoの試験施設に加え、ミシガン州とアリゾナ州にあるFCAの施設でもパシフィカの試験走行を実施しているという。ミシガン州東南部の施設に両社から優秀なエンジニアが集まり、開発は進められるようだ。

一般に市販されているパシフィカ ハイブリッドのガソリン等価換算燃費は、米国環境保護庁(EPA)により84MPGe(約36 km/L)と認定されている。このプラグイン・ハイブリッドのパワートレインにはアトキンソン・サイクルを採用した3.6リッター「ペンタスター」V6エンジンと16kWhのリチウムイオン・バッテリーが搭載されている。


By Antti Kautonen
翻訳:日本映像翻訳アカデミー